バスケットボールの洗い方は?ゴム・人工皮革・天然皮革は水洗いNG?
バスケットボールは毎日使用していると結構汚れてしまいます。室内用であっても室外用であっても、人の手が直接触れるバスケットボールは意外にも汚れやすいのが特徴です。
触れた人の手汗や手垢はもちろん、コートの汚れが付着してしまうことも少なくありません。そんな時「バスケットボールはどのように洗うのが最適なのかな?」と疑問に思ったことがある人も多いかもしれません。
そこで今回はバスケットボールの洗い方について解説します。特にゴム製ボールや人工皮革製ボール、天然皮革製ボールはどのように洗うのがベストなのか、水洗いは大丈夫なのかについて説明しますので、ぜひバスケットボールの手入れ術をマスターしましょう!
バスケットボールは汚れやすい!
まずはバスケットボールが汚れる原因について知っておきましょう。主にボールが汚れてしまう原因は2つあります。
- ①人の影響によるもの
- ②コートの影響によるもの
バスケットボールは常に人が触れていることもあり、手汗や手垢が付着してしまいがちです。これは直接ボールに触れる以上、仕方のないことです。しかし、だからこそ日々のメンテナンスが大切となります。
また、コートは靴による影響でゴミが付着していることもあります。体育館などのような室内コートであればそこまで汚れることはありませんが、街中に設置されているような室外コートとなると常に汚れていると思って間違いありません。特に屋外のコートは屋内のコートと比べて雨風の影響も受けてしまいます。そんな場所でボールを使用すれば、汚れてしまうのは不可避です。
ボールが汚れているとドリブルやパスの際に滑りやすくなってしまう他、シュートにも影響が出てしまいます。そのため、少しでも汚れたと思った場合はきちんと汚れを落としておくのが賢明です。
バスケットボールの洗い方
バスケットボールが汚れたら「水洗いしちゃおうかな♪」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、結論を先に言うとバスケットボールの水洗いはNGです!
- ①ゴム:水洗いNG
- ②人工皮革:水洗いNG
- ③天然皮革:水洗いNG
どのようなボールであっても水洗いはNGと考えておきましょう。以下、正しい各ボールのメンテナンス方法をまとめるので、ボールが汚れてしまった方は参考にしてみてください。
ゴム製ボールは水洗いOK?
まずはゴム製ボールのメンテナンス方法を見てみましょう。
- ①中性洗剤を含ませる
- ②布で軽く水拭きする
- ③自然乾燥させる
ゴム製ボールの使用後は布に水を含ませて軽く拭くだけでOKです。水洗いも可能ですが、長時間水に浸しておくとゴムが傷みやすくなってしまうので、極力は濡らしたタオルなどで拭くのがおすすめです。
もし汚れがなかなか落ちないなら、中性洗剤を含ませた布で汚れを落としましょう。その後、洗剤をしっかりと拭き取り、布で軽く水拭きすれば大抵の汚れは落ちます。
その後、風通しの良い日陰で十分に天然乾燥させれば手入れ完了です。
人工皮革製ボールは水洗いOK?
次に人工皮革製ボールのメンテナンス方法を見てみましょう。
- ①人工皮革用クリーナーを塗布する
- ②柔らかい布で軽く水拭きする
- ③白い布で汚れを拭き取る
- ④ゴミは消しゴムで擦る
- ⑤自然乾燥させる
人工皮革製ボールを洗う際は人工皮革用クリーナーを使用しましょう。まずは人工皮革用クリーナーを布に塗布し、柔らかい布で軽く水拭きします。そうすることでほとんどの汚れは落ちてくれます。
その後、白い布で汚れを完全に拭き取り、ゴミが目立つ場合は消しゴムなどで擦って綺麗にしていきましょう。最後に風通しの良い日陰で天然乾燥させれば人工皮革製ボールの手入れは完了です。
ちなみに、汚れがそこまで目立つものではない場合、単に柔らかい布・白い布で乾拭きするだけでも綺麗になります。むしろボールはデリケートなので、普段は乾拭きだけでも十分です。
天然皮革製ボールは水洗いOK?
最後に天然皮革製ボールのメンテナンス方法を見てみましょう。
- ①天然皮革用クリーナーを塗布する
- ②柔らかい布で軽く水拭きする
- ③白い布で汚れを拭き取る
- ④綺麗になるまで擦る
- ⑤自然乾燥させる
天然皮革製ボールを洗う際は天然皮革用クリーナーを使用しましょう。まずは天然皮革用クリーナーを布に塗布し、柔らかい布で軽く水拭きします。この段階で汚れはほぼ落ちてくれるはずです。
その後、白い布で汚れを完全に拭き取り、綺麗になるまで擦りましょう。天然皮革は人工皮革と違って磨けば磨くほど綺麗になるので、素材を傷つけないよう擦ればピカピカになります。最後に風通しの良い日陰で天然乾燥させれば天然皮革製ボールの手入れは完了です。
なお、汚れがあまり目立たないという場合、単に柔らかい布・白い布で乾拭きするだけでも綺麗できます。意外にもボールはデリケートなものなので、普段は乾拭きだけでも十分かもしれません。
ボールメンテナンスの注意点
バスケットボールをメンテナンスする際は、いくつかの注意点もあります。余談とはなるものの、バスケットボールを長持ちさせたいなら注意点についても把握しておきましょう。
- ①洗剤(クリーナー)を塗布したまま放置しない
- ②水拭きはOKだけど水に浸すのはNG
- ③乾燥機やドライヤーもアウト
- ④高温多湿は天敵
基本的なことですが、ボールに洗剤やクリーナーを塗布したまま放置するのは危険です。ボールの素材によって異なるものの、ゴムも人工皮革も天然皮革も洗剤やクリーナーに強くはありません。そのため、洗剤やクリーナーを塗布したまま放置するとボールが傷んでしまいます。
また、汚れが深刻な場合は水拭きしても構いませんが、長時間水に浸しておくと傷んでしまう点にも要注意です。メンテナンスの際に水拭きする場合も、必ず天然乾燥させるようにしてください。
ただし、人によっては「乾かすなら乾燥機やドライヤーを使ってしまおう」と思うかもしれませんが、乾燥機やドライヤーはアウトです。ボールの素材によっては水分や熱で接着剤の接着力が弱まってしまうこともあり、最悪の場合は皮革が剥がれてくることもあります。もしくは接着剤が表面に浮き出て変色することもあります。そのため、水に浸すことはもちろん、逆に乾燥機やドライヤーで乾かすのもNGだと覚えておいてください。
その他、ボールの保管は高温多湿を避けるのが肝心ということも覚えておきたいです。ゴムも人工皮革も天然皮革も高温や多湿の影響を受けやすいです。できれば定期的に日陰干しするなど、空気に触れさせてあげることが大切と言えます。
まとめ
バスケットボールはゴム製ボールに限り、水洗いもOKです。しかし、ゴム製であっても長時間水に浸すと傷みやすくなるので、できれば水拭きする程度にしておきましょう。人工皮革製ボールや天然皮革製ボールは専用のクリーナーを使用し、軽く拭く程度で十分です。どのボールも洗浄後はしっかりと乾かして、天然乾燥させるのがおすすめです。
バリューワークスではバスケットボールスクールを運営しており、日々の練習をサポートしています。当スクールではボールの扱い方から洗い方まで指導しておりますので「これからバスケットボールを始めてみたい」という方はぜひ気軽にお問い合わせください!
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