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バリューワークスブログ

【Skills&Drills】レイアップシュートとはなにか理解していますか?

2017.12.21

 




 

シュートの基本はオーバーハンドシュート

 

ジャンプシュート、フローターなどシュートは基本的に

 

中指が自分側を向き

親指が内側を向くオーバーハンドで放ちます。

 

 

オーバーハンドシュートの利点は

 

・ボールキャッチの基礎を教えやすいこと

 

・フォームを固めてシュートを打てること

 

・ワンハンドショットやフローター指導に繋げやすいこと(キャッチ&リリース動作が同じである)

 

・眼の前にディフェンスがいる場合にアンダーハンドよりもディフェンスから遠い位置でシュートを打てること

 

ダンクもオーバーハンドが基本ですね。

 

また、シングルハンドプッシュパス、ドリブルもオーバーハンドで行うことが基本です。

 

 

 

 

全ての動作が同じ形ですが、方向が上か前か下かの違いです。

 

 

なのに何故レイアップシュートはアンダーハンドで指導するのでしょうか?

 

日本人は女子にボウスハンドショットを主流とさせたり、低学年生ににもアンダーハンドレイアップシュートから指導したり、どこか理論よりも流行りの指導論が蔓延しているように思います。

 

強いチームが取り入れているからとか。

 

私はその原因の一つに「育成を考えることよりも勝利を考えている」ということが挙げられるのでは無いかと考えています。

 

バスケの基本を楽しく習得すべき時期に、勝つことが全てのような、自分の常識が全てのような指導だと感じたことがありませんか?

 

例えば、

 

シュートは必ず頭の上から打て

 

はレイアップシュートに並んでその代表格です。

 

非力な子供達にいきなり頭の上からシュートを打たせる必要はありません。

手を上げた状態でジャンプしろと言っているようなものです。高く飛べません。

 

頭の上からシュートを打つことが習慣化してしまうと、アウトサイドショットのフォームに悪影響がでます。

打点はジャンプショット、ジャンピングショット、そして距離によって使いこなす必要があります。

 

以前の記事(※1)でお伝えしている通り、

 

その選手の成長に合わせてディフェンスを想定しながら、ボールがリングに届く位置から打たせればいいのです。

 

 

子供達にアンダーハンドレイアップシュートは難しい

小学生カテゴリの選手は背が低く、さらに非力です。

 

そんな選手にいきなりアンダーハンドレイアップシュートを教えると、高いリングに届かせようと下からボールを放り投げます。

 

本来、アンダーハンドレイアップシュートも肩で構え、肩より下にボールを下ろさない事が基本となります。

 

体が出来てきて、リングの近くからレイアップシュートが出来るようになってから活用すれば十分なシュートです。

 

ただし、教えないのも良いことではありません。

バリューワークスでは研究を重ねた結果、あることを限定してアンダーハンドレイアップも含めたレイアップを指導しているので、ペイントでの得点力が圧倒的に身についていきます。

 

レイアップは英語で

 

Lay-upと書きます。

 

Layには「物を置く」という意味があります。

 

辞書にはこのように、ゴール下のジャンプシュートと書かれています。

 

画像出典:ウィズダム英和・和英辞典2

 

ウィキペディアにも、英文ではこのように説明されています。

 

A layup in basketball is a two-point shot attempt made by leaping from below, laying the ball up near the basket, and using one hand to bounce it off the backboard and into the basket.

 

〜レイアップシュートとは、バスケット(リング)の下から飛び跳ね、バスケットの近くにボールを置きにいく、そして、片手でバックボードにボールをバスンスさせバスケットにボールを入れることを試みる2ポイントシュートである。〜

出典:Wikipedia/Layup

 

ウィキペディアが正しいわけではないですが、アメリカのどの本を読んでもレイアップシュートはアンダーハンドであるとは記載されておりません。ランニングプレイである必要もありません。

※日本のWikipediaにはここまでしっかりと表現されていません。

 

>次ページ 「アンダーハンドレイアップシュートの利点」

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著者情報

この記事の著者

シュートディレクター

赤津 誠一郎

Seiichiro Akatsu

出身地: 福島県いわき市

出身校:
いわき市立平第1小学校(揚土ミニバス)
いわき市立平第1中学校
土浦日本大学高等学校
東京工科専門学校インターネットプログラミング科

経歴:
高卒後板前修業のためにフリーターとなり様々な業種を経験。
板前修業を挫折し、地元いわき市にて飲食店を経営。5店舗まで拡大。
専門学校卒業後に事業譲渡し、ITベンチャーへ新卒として就職。
入社半年でMVPを取得。アパレルベンチャーの役員に就任後、
IT企業にて営業部長、新卒研修責任者、経営企画室室長を務める。
現在はITコンサル・PM業とバスケットボールスクールの運営を行う。

資格:
JBA公認C級コーチ
NESTA キッズハイパフォーマンススペシャリスト
NESTA キッズカーディオ&ウエイトトレーナー

ITパスポート
基本情報技術者
Java・Oracle系資格等

コーチ歴:
揚土ミニバスケットボールクラブ(2001頃)
バリューワークスメインコーチ(2016-)
実践学園中スキルコーチ(2018-)※全中優勝 ミニドックススキルコーチ(2021-)※神奈川県U15クラブ3連覇 星槎国際湘南男子バスケットボール専攻スキルコーチ(2021-)
「選手とコーチが切磋琢磨し、互いに成長し続ける組織」をビジョンに
バリューワークスを運営しています。
ブログを通じて日本中の選手やコーチに、学びを共有することが出来たら幸いです。

「あの頃の僕に、もしもこんなコーチが、環境があったらどんな成長をしていたのだろう。」

そんな叶わぬ願いを、現在の子供達の現実にするために、
沢山の保護者の方たちに支えられ、より良い環境づくりに取り組んでいます。

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