こんにちは!バリューワークスの赤津です。
2018年8月19〜21日にかけて開催された
LOOP-ABA Basketball Camp @HOS 2018
に参加してきましたので、少しになりますが報告致します。
また、大阪のスクール型クラブチームを運営するJOKERS様の練習にも3日間参加させて頂きました。
アメリカのコーチからもJOKERS代表の中嶋コーチからも、
判断基準の指導
対処方法の指導
実践と応用
フィードバック
という観点から指導頂き、それが今回得られた1番の収穫でした。
キャンプのコンセプト
今回のキャンプでとても良かったなと思うのは
「3日間での選手の成長に着目する」
というコンセプトがあった事です。
アメリカからコーチが来日して、短時間のクリニックを受けて満足するだけではなく、
3セッションを12時間の間に2〜3回繰り返し、受講前後での成長を明確にしようというコーチの想いと運営陣の努力がありました。
海外のコーチを呼んでのクリニックにも色々な形があって然るべきですが、この取り組みは心から
「あっぱれ!」
と言いたいです。
それは、初日の参加選手と最終日の参加選手の動き、意思を見ていて明らかに変わっていたからです。
運営サイドにとってもクリニック運営の難易度が圧倒的に上がる取り組みでしたし、実際に海外から来日するコーチが望む1つのスタイルはこのような運営なのではないかとも思いました。
昨年来日して、次のクリニックはこうしたいというコーチの要望に見事に答えた運営の皆様、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
そして、3日間ハードに取り組んだ選手の皆様、みんな本当に成長していました。
感想
今回のキャンプはオレンジカウンティで活動する
Shea Frazee(シェイ・フレイジー)コーチでした。
【elete-8 Los Angeles Basketball camp】での活動範囲でバスケ指導をするコーチなのですが、これまで出会ったことはありませんでした。
シェイコーチは自身の経験から体の使い方で優位に立つことを重点的に指導してくれました。
オフェンスディフェンスの両面において、如何にコンタクトし、スペースを作り出すか。
相手との力量を測り、如何にポジションを取って行くか。
JOKERSの中嶋コーチからも、3日間で「相手との力量」、「バスケは陣取り合戦」という観点からコンタクトを伴うスペーシングもご指導頂いたので、内容がシンクロしていてより理解を深める事が出来ました。
例えばこれまでに同じ1on1のドリルを受けたり実施したりした事がありましたが、コーチはそこに必ずコンタクトを伴わせ、駆け引きや判断をからスペースを作る事を求めます。
相手との力量、距離、姿勢などの情報と判断基準を指導してくれました。
判断するための対処方を複数紹介し、コーチがディフェンスに入りドリルを実施。
最後は必ずライブも行いました。
ディフェンスについても指導頂きました。
多くのクリニックではオフェンスがメインとなりますが、今回は必ず毎日ディフェンスについての指導がありました。
フットワークはもちろんのこと、コーチが注力していたのは、オフェンスとの力量を測った上で、
ディフェンスをTYPE1とTYPE2に分け、それぞれの体の使い方を伝えてくれました。
TYPE1はオフェンスよりも自分がスピード等で優れている場合。
TYPE2はその逆ですが、頭が優れている事です。
スピードで負けるならば頭を使えということで、どのようなポジショニングでチームルールに則り守っていくかという事を伝えてくれました。
相手との力量を図らず闇雲に「あたれー!」「抜かれるなー!」という指導は無いという事ですね。
プレスをするにしろ、TYPE1と2を選手に伝え、それぞれで守り方に変化をつける事を指導する事はとても重要です。
ValueWorksの選手からも
「早い相手とマッチアップして、当たれと言われるが抜かれてしまうのですがどうしたらいいですか?」
という質問を受けますが、その答えとなる1つの判断基準や分かりやすい伝え方を指導いただいた事がとてもありがたかったです。
そして、JOKERSの中嶋コーチからも伝え方は違えど同じような事を指導されました。
指導を突き詰めていけば、辿り着く場所は似通っていくのでしょうね。
TYPE1とTYPE2。このまとめ方はシンプルでとても好きだなと思いました。
まとめ
ざっとした紹介にとどまってしまいましたがまとめます。
今回のキャンプで得られたことは
判断
の重要性です。
派手なボールハンドリングではなく、
バスケットボールをプレイする目的を達成するための判断です。
いくら技術が優れていても、体が鍛えられていても
正しい判断が出来なければその効果は薄れてしまいます。
これはインスタグラムやNBAハイライトでは伝わらないことで、
クリニックをライブで受けるからこそ学べることです。
判断をするためには
見る、聞く、触るなどの感覚が大切です。
実際にスキルテストも多くが視覚や聴覚からの判断を伴うものでした。
脳に届いた情報をどのように対処するかを
ティーチングしたり、考えさせたり
そして、竹さんの言葉を借りれば意識から無意識に変えていく事がトレーニングには必要だという事ですね。
鍛えても鍛えても勝てない場合、もしかしたら判断力が足りないのかもしれませんし、
判断力を身につけることで、より上の世界で戦えるのかもしれません。
当たり前の事なのかも知れませんが、
大阪の地で国籍も異なる2人のコーチ
シェイコーチ
中嶋コーチ
から多くの共通点を指導いただき、
本当に充実した大阪キャンプとなりました。
また来年も学べたら嬉しいです。
そして、LAで再会出来たら幸せだな~。
最後に、今回のクリニックを企画してくださった
Loop Sports Management 代表の野澤さん、
同じく通訳を担当してくださった澤さん、
HOSのスタッフの皆様、3日目を熱く盛り上げてくださった長嶺選手、
アシスタントに通訳に活躍してくださった西選手
2日間ハードワークを貫いた木田選手、参加選手の皆様。
短い間でしたが本当にありがとうございました!
最高の3日間でした。
さらに、その3日間をより濃い時間にしてくださった
JOKERS代表の中嶋コーチ、選手・保護者の皆様、
一緒にロサンゼルスに行き、2年ぶりに再会したSのすけ君とJん君(笑)
久々に会えて二人の成長を確認できてとても嬉しかったです!
本日もご一読頂き誠にありがとうございました!
(佐藤賢次コーチのクリニックレポートがまだ出来ていない・・・)
Just Try It.
スポンサーリンク