こんにちは。バリューワークスの赤津です。
バリューワークスのコーチ育成するプログラムを少しずつ世に出したいなと思っていましたが、
中々時間が取れず後回しになってしまっておりました。
UPSETに所属し、ゴールドスタンダード・ラボを運営する片岡さんとLINEでやり取りをする中で、
これは早めに世に出してコーチの皆様のお役に立ちたいな
と感じたことがありましたので、キーワード単位となりますが、少しずつ更新して行きたいと思います。
理想通りに体を動かせない選手がいる
練習中、上手く出来ない選手にやきもきし、個別指導をしていませんか。
それはコーチの役割ですからとても素晴らしく、その選手にはプラスに働きます。
しかし、その間他の選手を待たせている事はありませんか?
その場合、待っている選手が表現する機会を奪い、全てではありませんが、マイナスの時間も生まれてしまいます。
当然、人のふり見て我がふり直せという言葉もありますが、
余分なインプットの機会が増え、必要なアウトプットの機会が減るというのは練習生産性を低める一つの要因となります。
バリューワークスに所属するコーチも新人の頃は皆これをやりがちでした。
そんな時にかける合言葉をご紹介します。
合言葉
バリューワークスでは多少上手くいかないからと言って、個別指導をする事はありません。
しばらく寝かせておいて、自分や仲間の選手が気づかなければ個別指導を行います。
その選手にとってだったり、クリニックの流れを見て「今じゃない」と思えば、指摘せずに終える事もあります。
選手が自ら考える、仲間が選手のエラーケースに気付く。
その機会をコーチが奪ってはいけないと考えていて、常にそう意識出来るように伝えています。
しばらく経っても同じエラーケースが発生する場合は、その選手に声を掛けて個別指導を行います。
この時に大切なことが、
カメラを止めるな!
です。
本当に面白い映画で、劇場で2回観て、アメリカ行きの飛行機で2回観て、DVDでも観て、渋谷の展示会にも足を運び、地上波でも観て何度もほのぼのしてしまいました。
シン・ゴジラを超える頻度で観に行く映画に出会うとは思いませんでした。
あー、早くアベンジャーズも観に行きたいです。
さて、話は逸れましたが、
ある特定の選手が練習内容を理解できず、または上手く体を動かせていない場合、
しばらく寝かせる事が大切ですが、
それでも本人が気づかない場合、は個別指導を行います。
この時に大切な事が
カメラを止めるな!
です。
出来たら続編もやって欲しいですが、
この手の映画は続編は難しそうですし、模倣も難しくまた新たな発明に出会えるのはいつなのかなと楽しみにしていきたいと思います。
そろそろ怒られそうなので本題に移りますが、
「ラインを止めるな!」
これがバリューワークスの合言葉です。
ラインを止めるな!
練習中の選手を止めて、個別指導を行なった場合、周囲の選手も練習をやめ、待ち時間が発生してしまいます。
ですので、個別指導を行う場合は、ラインの外で行うよう、サイドに該当の選手を呼び出すように
「ラインを止めるな!」
の一言で促すようにしています。
それだけで、周囲の選手は手を止める事なく練習に打ち込む事が出来るでしょう。
ただし、それじゃ全体に伝わらないじゃないですかね。
全体を止める必要性を感じたら
「全てを止めろ!」です。
全てを止めろ!
エラーケースが多くの選手に見受けられる場合は、ラインを止めるのではなく
全てを止めます。
多くの選手の割合は ValueWorksでは半数以上です。
その場合は、コーチの伝え方が悪かったと認識し、
改めて全体に練習の意図、方法を速やかに伝え、練習を再開します。
まとめ
コーチが練習を止めてばかりで練習が進まない、、、
それは選手から挑戦や失敗、考える機会を奪ってしまいます。
コーチは選手がインプットしやすく、アウトプットの機会を沢山設けてあげられるように練習をデザインする必要があります。
選手に本能のまま動かず、体の使い方や考え方をコントロールさせるように、
コーチも本能のまま指導せず、自分自身をコントロールして適切な指導を行う事ができれば、
練習生産性が高まり、質の高い成長に繋がる時間を生み出す事が出来るでしょう。
Just Try It.
スポンサーリンク