バスケットボールのコートサイズ!寸法・面積などの大きさ・広さを解説
バスケットボールはそれぞれコートサイズが定められています。それらフィールドの寸法や面積というのは通常のバスケットボールはもちろんミニバスなどでも異なります。だからこそ、コートの大きさや広さは知っておきたいです。
今回はそれらバスケットボールのコートサイズについて詳しく解説します。特にここではバスケットボールコートの名称ごとにどのようなエリア分けがされているのかについても説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
なお、当記事は「2022年版のバスケットボール競技規則」を軸に作成しています。
バスケットボールはコート内で行う競技
バスケットボールはストリートで遊ぶ分には、特にコートのサイズなどを気にしなくても構いません。そもそもバスケットボールはレクリエーションの一種として生まれたスポーツなので、どのような楽しみ方をしても良いスポーツです!
ただし、競技としてのバスケットボールではコートサイズが決められており、プレイヤーはその中で戦うこととなります。つまり「コート=戦場」となるわけです。
それらバスケットボールは流動的なスポーツでありながら、規定のコート内で戦わなくてはならないため、より戦略も重要となる競技となります。その点をきちんと理解しておくことが勝利への鍵となるのではないでしょうか。
その一方、実はコートごとに名称も違っていて、それぞれ決められているルールも変わるのが特徴です。そこはそれぞれの名称ごとの特徴も把握しておきましょう!
バスケットボールのコートサイズ
ここからはバスケットボールのコートサイズについて見ていきましょう。人によっては「え?バスケットボールのコートって1つじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は1つのコートであっても各エリアごとに区分けされています。
そちらも含め、まずは以下の4つについて見ていきましょう。
- ①プレーイングコート
- ②バックコート
- ③フロントコート
- ④ライン
バスケットボールのコートは以上、4つの要素によって区分けされています。この範囲内でプレイヤーは動かなくてはならず、動きも制限されることが多々あります。だからこそ、どこからどこまでがどのコートなのかを把握しておくことが大切です。
プレーイングコート
バスケットボールはコートの上で行われます。その障害物のない水平で硬い表面のコートをプレーイングコートと呼びます。
これらプレーイングコートのサイズは「縦28m×横15m」と規定されているのが特徴です。プレイヤーはこのプレーイングコートの内側で戦い、関係者及び観客はプレーイングコートの外側から見守るという構図となります。
ちなみに、ミニバスのプレーイングコートのサイズは「縦28m~22m×横15m~12m」と規定されているのが特徴です。これらミニバスは通常のバスケットボールと比べてコートが同等のものもしくは小さいものが主流となります。
なお、コートの寸法や面積は「縦横のバランスを保つ場合に限り」初心者であれば変えて良いとされています。それらコート全体の総称がプレーイングコートだと覚えておきましょう!
バックコート
バスケットボールではプレーイングコートの中でも、エンドライン・サイドライン・センターラインで区切られた自分チーム側のコート部分をバックコートと呼びます。
これらバックコートは自分チームのバスケットとそのバックボードの内側部分を含む範囲を言い、プレーイングコートの約半分のサイズを占めているのが特徴です。
フロントコート
バスケットボールではプレーイングコートの中でも、エンドライン・サイドライン・センターラインで区切られた相手チーム側のコート部分をフロントコートと呼びます。
これらフロントコートは相手チームのバスケットとそのバックボードの内側部分を含む範囲を言い、こちらもプレーイングコートの約半分のサイズを占めているのが特徴です。
ライン
バスケットボールにおけるコートはそれぞれラインによって区切られています。これらのラインの概念についても知っておくことが、よりバスケットボールの理解に繋がるかもしれません。
では「ラインにはどのようなものがあるの?」というと、以下のようなものがあります。
- ①バウンダリライン
- ②センターライン
- ③センターサークル
- ④フリースローセミサークル
- ⑤ノーチャージセミサークル
- ⑥フリースローライン
- ⑦スリーポイントライン
- ⑧サイドライン
- ⑨エンドライン
以上の9つがバスケットボールのコートに引かれている主なラインとなります。それでは、これらがどのような範囲を示すのか、その点についても見ていきましょう!
1.バウンダリライン
バウンダリラインというのは境界線のことを言います。バスケットボールのコートはこのバウンダリラインで囲まれており、これらの境界線はコートには含まれない決まりとなっています。
これらバウンダリラインの中でもコートの長い方をサイドライン、短い方をエンドラインと呼びます。通常、バスケットボールコートは長方形をしているので、それぞれサイドラインとエンドラインは対角線上に2つ並行しているのが特徴です。
それらコート全体を囲っている「バウンダリライン=バスケットボールの領域」となるので、基本として覚えておきましょう!
2.センターライン
センターラインは両エンドラインと平行に両サイドラインの中央を結ぶラインとなっています。これらのラインはコートの真ん中に引かれている線ということでセンターラインと呼ばれています。
ちなみに、センターラインはサイドラインより外側に0.15m延長されており、バックコートの一部として認識されるのが特徴です。
3.センターサークル
センターサークルはコートの中心に描かれている円形のラインを言います。円周の外側までが半径1.8mの円として描かれており、このエリア内でジャンプボールが行われます。それ以外の役割はあまりなく、主に最初のティップオフで使用されるのが特徴です。
4.フリースローセミサークル
フリースローセミサークルはゴールの周辺に描かれている半円形のラインを言います。円周の外側までが半径1.8mの半円として描かれており、このエリア内でフリースローが行われます。それ以外の役割はあまりなく、主にフリースローで使用されるのが特徴です。
5.ノーチャージセミサークル
ノーチャージセミサークルはバスケットの中心から真下に描かれている半円形のラインを言います。円周の内側までが半径1.25mの半円として描かれており、その端を「エンドラインと垂直かつサイドラインと並行」に長さ0.375m、エンドラインの内側の縁から1.2mの位置まで延長したラインとなるのが特徴です。
このノーチャージセミサークル内では防御側プレイヤーが待ち構えており、そこで攻撃側プレイヤーがゴールに向けてパスやシュートを行います。この場合、エリア内で接触が発生してもチャージングは取られません。
6.フリースローライン
フリースローラインはエンドラインと並行に引かれたラインです。そのラインの長さは3.6mとされ、フリースローラインの遠い側の縁までの距離は5.8mとされています。それでいてフリースローラインの中央は量エンドラインの中央を結ぶ線上にあるものとされます。
7.スリーポイントライン
スリーポイントラインはバスケットの真下から半径6.25mの半円形をエンドラインまで延長したラインです。このスリーポイントラインの内側から放ったシュートはツーポイントとされ、外側から放ったシュートはスリーポイントとされます。
8.サイドライン
サイドラインはプレーイングコートの長い方のラインを言います。これらサイドラインの最大長さは28mとなるのが特徴です。
9.エンドライン
エンドラインはプレーイングコートの短い方のラインを言います。これらエンドラインの最大長さは15mとなるのが特徴です。
スコアラーズテーブルと交代席
プレーイングコートの脇にはスコアラーズテーブルと交代席が設置されています。ここはチームベンチエリアとも呼ばれ、ショットクロックオペレーターやタイマー、コミッショナーやスコアラー、アシスタントスコアラーなどが配置されます。
まとめ
バスケットボールのコートサイズは基本的に「縦28m×横15m」となります。ミニバスなどではこれよりも小さめのコートが使用される場合もありますが、原則としてはこの寸法・面積が既定の大きさ・広さとなるわけです。ただし、それらプレーイングコートはそれぞれラインによっても区切られています。そこも理解しておくことが大切です。
ちなみに、バリューワークスではバスケットボールコートだけに限らず、バスケの基礎から応用まで指導させていただいています。もしこれから「バスケットボールを始めてみようかな?」とお考えの方はぜひ気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
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