バスケットボールのボールサイズ!最適なボールの大きさや違いを解説
バスケットボールに欠かせないものはたくさんありますが、その中でもボールがないと競技としてもスポーツとしても成り立ちません。つまり、バスケットボールにボールは必須となるわけです。
しかし、実はバスケットボールで使用されているボールそれぞれに種類があり、プレイヤーの年齢などによって使用されるものも変わります。事実、バスケットボールはその大きさによっても区別されるのが特徴です。
そこで、今回はそれらバスケットボールのボールサイズについて解説します。これらボールの大きさを知ることで適切なボール選びもできるようになるので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです!
バスケットボールのボールの種類
バスケットボールではいくつかのボールが採用されています。人によっては「全部同じ種類じゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそれぞれボールも異なります。使用されている素材によってボールの質も変わるため、そこは的確なボールを選びたいところです。
間違ったボールでプレイすると事故や怪我の原因にも繋がりますし、プレイにも影響が出てしまいます。そこは適切な種類のボールを選ぶようにしておきましょう。以下、簡単にバスケットボールで使用されるボールの種類をまとめます。
- ①天然皮革のボール
- ②人工皮革のボール
- ③ゴムのボール
他にもバスケットボールで使用されるボールには種類もあるのですが、大きく分けるとこれら3つの素材から製造されているものに分けられます。では、ここからさらにそれらのボールについてまとめます。
1.天然皮革のボール
天然皮革のボールはバスケットボールの中でも国際試合や全国大会、トップリーグなどで使用されているボールです。いわゆる公式で使用されているボールの多くがこれら天然皮革のボールとなります。
天然皮革のボールはグリップ力に優れており、扱いやすいボールとして広く認識されています。特に体育館などの屋内用として使用する際は天然皮革のボールがおすすめです。
2.人工皮革のボール
人工皮革のボールはバスケットボールの中でも練習やトレーニングなどで使用されているボールです。いわゆる学校などで見かけるボールの多くがこれら人工皮革のボールとなります。
人工皮革のボールもグリップ力に優れており、どのようなシーンでも取り入れやすいボールとして広く認識されています。天然皮革のボールよりリーズナブルという点から、多種多様な場面で使用されるボールとなっています。そのため、一般家庭でバスケットボールを楽しみたいという場合も人工皮革のボールがおすすめです。
3.ゴムのボール
ゴムのボールはバスケットボールの中でも気軽な遊びなどで使用されているボールです。リーズナブルという点はもちろん他のボールと比べて比較的簡単に手に入ることから、一般家庭で使用されていることも少なくありません。
ゴムのボールは耐久力に優れており、長持ちするボールとして広く認識されています。中でもストリートなどの屋外用として使用する時はゴムのボールがおすすめです。ゴムのボールであればコンクリートやアスファルトの上でもプレイしやすいため、状況によって使い分けるのが最適かもしれません。
4.パネルの数も2種類
バスケットボールに採用されているボールは「パネル」と呼ばれる面で構成されています。主にそれらボールのパネルは8枚のものと12枚のものがあり、それぞれ使用されるシーンも区別されています。
例えば、8枚パネルのボールは小学校や中学校、高校などで使用されることが多いです。これら8枚パネルのボールはベーシックなデザインとされ、その歴史も古いのが特徴となります。
その一方、12枚パネルのボールは大学などで使用されることが多いとされています。これら12枚パネルは2004年のルール変更・改定により認められたもので、昨今は12枚パネルのボールも度々使用されているのが特徴です。
バスケットボールのボールサイズ
ここからはバスケットボールのボールサイズについて見ていきましょう。ちなみに、バスケットボールで使用されているボールにはいくつかのサイズが存在しており、それぞれ使い勝手も変わります。そこは適切なボールサイズも知っておくことが大切です。
サイズ | 周囲 | 直径 | 重量 | クラス |
7号 | 約74.9~78cm | 24.5cm | 567~650g | 公式用・中高大用(男子) |
6.5号 | 約74.9~78cm | 24.5cm | 567~650g | 公式用・中高大用(NBA) |
6号 | 約72.4~73.7cm | 23.2cm | 510~567g | 中高大用(女子) |
5号 | 約69~71cm | 22cm | 470~500g | 小学校用 |
4号 | 約65~67cm | 21cm | 280~300g | 小学校用 |
3号 | 約56.8cm | 18.1cm | 300~340g | 別競技用 |
2号 | 約47cm | 15cm | 168~250g | 観賞用 |
1号 | 約42cm | 13.5cm | 150~180g | 観賞用 |
例外 | 約72~74cm | 23.2cm | 580~620g | 3×3用 |
ここでまとめたものが主にバスケットボールで使用されているボールサイズとなります。ただし、6号以上の大きいボールなのか5号以下の小さいボールなのかで使用される状況も変わります。
簡単に表現するなら「6号以上=大人用」「5号以下=子供用」と認識しておくとわかりやすいかもしれません。これらは細かく分けるとより用途も変わるのですが、まずは6号と5号で使途が大きく変わるとだけでも覚えておきましょう。
6号以上のボールサイズは大人用
基本的に6号以上のボールサイズは大人用とされます。事実、NBAでは6.5号が採用されており、JBAにおいても同様のサイズのボールを使用することが多いです。これらはオフィシャルなゲームでも使用される他、一般的なボールとして広く採用されているのが特徴です。
特に日本では男女の体格差を考慮して「7号は男子」「6号は女子」というように使い分けられていることもあります。このように体格だけでなく性別によってもボールサイズというのは変わります。
それも「誰もが対等に楽しめるスポーツ」であるバスケットボールならではの配慮と言えるかもしれませんね!
5号以下のボールサイズは子供用
基本的に5号以下のボールサイズは子供用とされます。実際にミニバスなどで使用されているボールは5号以下のものが主流となります。例えば、ミニバスでは4号のボールや3号のボールが採用されることも多いです。
中でも小さな子供たちが大きなボールを扱おうと思うと大変なので、それら子供たちの体格に配慮したボールということで5号以下が採用される傾向にあります。
3×3ではまた別のボールが使用される
2020年の東京オリンピックで正式種目とされた3×3(スリーエックススリー)では、通常のボールサイズとは違うボールが採用されています。
これら3×3では直径こそ6号球と同等のものを使用するのですが、やや重く作られているのが特徴です。実際にその重量は7号球とほぼ同じとされており、通常のバスケットボールとはまた別物のボールとされています。
今後は3×3もバスケットボールを盛り上げてくれる競技の1つとなるだけに、それらのボールサイズについても把握しておくとよりバスケットボールを楽しめるのではないでしょうか?
例外として趣味用もある
例外として、飾っておくためのボールというのもあります。例えば、記念品などとして製造されている2号や1号のボールは単に飾って楽しむというものも少なくありません。
これらは赤ちゃんが遊ぶためのボールとしても使用されるなど、その用途は競技としてというよりも趣味の範疇となりそうです。そのような例外としてのボールサイズもあるので、併せて覚えておくと良いかもしれません。
まとめ
バスケットボールでは主に6号以上のボールが使用される一方、ミニバスなどでは5号以下のボールが使用されます。ただし、3×3ではまた別の基準で作られているボールを使用するのが特徴です。そこは使用されている素材によってボールの種類も変わるので注意しましょう。
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