バスケットボールで使用される設備とは?必要な機材をまるっと解説
バスケットボールを行うには、それぞれの設備が必要となります。それら機材に関してはルールブックにも「ゲームを行う時は特定の設備・機材が用意されていなければならない」と明記されています。それらが揃っていないとバスケットボールの試合はできないということです。
そこで今回はバスケットボールというスポーツに必要なものをざっくりと解説します。ここでは特に実際の競技で使用される設備や機材について説明するので、ぜひ参考にしていただけると幸いです!
バスケットボールの設備の規定
バスケットボールはもともと1人の体育教師が考案したスポーツということもあり、他の競技と比べても比較的自由なのが特徴です。そもそも、かつてはゴールも単なる桃の籠でしたし、バックボードも単なる金網でした。
それが時代の変化とともに進化しながら、現代のような形で落ち着いたとされています。かつては今のようなゴールもバックボードもありませんでしたし、コートはもちろんボールも別物だったわけです。
近年はストリートバスケットボールなども行われているため、実際にバスケットボールに必要な設備や機材というのは、極論を言えば「ボール」と「ゴール」そして「バックボード」だけと言えます。
- ①ボール
- ②ゴール
- ③バックボード
ただし、公式試合などではより使用される設備や機材に対して細かく規定されています。それらを知っておくこともバスケットボールを行う上で大切なので、ぜひとも理解を深めておきましょう。
バスケットボールに必要な機材
ここからは実際にバスケットボールで必要とされる設備や機材についてまとめます。ここでは公式のルールブックに記載されているものをまるっとまとめていくので、1つ1つ確認していきましょう。
- ①フロア
- ②コート
- ③照明
- ④ボール
- ⑤バックストップユニット
- ⑥スコアボード
- ⑦スコアシート
- ⑧ゲームクロック⑨ショットクロック
⑩ストップウォッチ
⑪ブザー
⑫ディスプレイ
なお、ここではよりわかりやすくするため、公式のルールブックとは違う順番でまとめています。その点はご了承いただけますと幸いです。では、ここからさらにそれぞれどのようなものなのかを見ていきましょう。
1.フロア
バスケットボールに欠かせないもの、それがフロアです。フロアというのは簡単に言えば競技場のことを意味します。体育館と考えるとわかりやすいかもしれません。
これらバスケットボールを行うには一定の広さを持つ空間が必要となります。基本的にバスケットボールは屋内競技として開発されたスポーツなのでサッカーや野球ほど広大なフロアを必要とすることはありませんが、それでもフロアがないことには何も始まりません。
海外では大型のスタジアムなど、よりバスケットボールを行うフロアも充実しています。それだけでなくストリートバスケットボールができるよう、街中に小型のフロアが設置されていることも多いです。そういった意味では日本とまた違った環境にあると言えるかもしれません。
2.コート
バスケットボールに欠かせないもう1つのもの、それがコートです。コートは白線によって境界が決められており、バスケットボールではそのラインの中でプレイする決まりとなっています。
これらラインはエンドラインやサイドラインなどで囲まれているのが特徴で、コート内にもいくつかのラインが引かれています。それらラインによって区切られている場所がコートであり、プレイヤーはラインごとに決められているルールを軸にプレイを行うわけです。
基本的にコートはプレーイングコートと呼ばれ、試合などではバックコートとフロントコートを行き来しながら白熱した戦いが展開されます。
3.照明
公式のルールブックによると、バスケットボールには十分な光量の照明が必要だと明記されています。実際にバスケットボールは屋内スポーツの代表格ということもあり、照明は必須と言えるでしょう。
体育館の中で照明がなければ、何も見えません。そのため、バスケットボールでは単なる照明ではなく十分な光量の照明が必要だと定義しているわけです。事実、フロアやコートを満遍なく照らせるような照明が必要です。
ストリートバスケットボールなどはその限りではありませんが、それでも多くのフロアやコートには照明がセットで設置されています。
4.ボール
バスケットボールにはボールも必要です。そもそももともとボールをゴールに入れる競技として開発されたので、これらボールがなければ何も始まりません。ある意味、バスケットボールの生命線はボールだと言えるでしょう。
これらバスケットボールで使用されるボールも実はそれぞれ規定があり、公式でインチ数などが決められています。特にバスケットボールは年齢や性別によってもボールが使い分けられており、それぞれにあった大きさのボールが採用されています。
公式の試合などでは6号~7号のボールが使用されますが、その他のボールが使用されることもあるなど状況によって異なるのが特徴です。
5.バックストップユニット
バスケットボールを支える設備や機材、それがバックストップユニットと呼ばれるものです。バックストップユニットとは何かというと、ボールを受け止めるための設備や機材を意味します。
主にバックストップユニットにはバックボードをはじめ、リングとネットからなるバスケットなどがあります。これらボールを受け止めるものを総じてバックストップユニットと呼ぶわけです。
そこにはバックボードサポートなども含まれ、競技としてのバスケットボールには欠かせないものとされています。
6.スコアボード
バスケットボールは得点の応酬が見どころのスポーツです。そのため、得点をわかりやすく表示するためのスコアボードも必要となります。学校で行われている体育の授業などでも、これらスコアボードを目にしたことがある人もいるかもしれませんね!
事実、これらスコアボードは古くからバスケットボールで採用されているもので、1点ずつ加算されていく方式のものが使用されています。
昨今は手でめくるタイプのアナログなスコアボードではなく、電子表示できるデジタルなスコアボードが主流となっています。そこには得点だけでなく試合時間なども表示されており、よりわかりやすくなっているのが特徴です。
7.スコアシート
バスケットボールでは自チームもしくは両チームのスコアを記録するスコアシートも必要となります。これらスコアシートがあることで、どのプレイヤーが得点を決めたのかが明確になります。
そうすることで試合の流れを把握できるだけでなく、選手のコンディションを分析することも可能となるわけです。それだけでなく各々のペナルティなどが記載されるなど、スコアシートはいわば試合中のデータを残す役割を持っています。
なお、スコアシートは別名でスコア表やスコアブックとも呼ばれ、試合ごとに作成されるのが原則です。
8.ゲームクロック
バスケットボールでは秒数に関するルールが細かく決められているため、選手にそれぞれの時間を伝えるための時計が用意されています。それがゲームクロックと呼ばれるものです。
これらゲームクロックがあることで試合時間が明確となり、選手たちもより状況を加味しながら動けるようになります。もちろん、単に試合時間を知らせるという意味でもゲームクロックは必要です。
9.ショットクロック
バスケットボールでは同様にショットクロックも必要となります。バスケットボールには24秒ルールというものが存在し、オフェンス側の選手が24秒以内にシュートを打たなければならないという決まりがあります。
しかし、戦いながら「1秒……2秒……3秒……」と数えるのは至難の業です。そのために設置されているのがショットクロックとなります。これは専用のタイマーを使用して管理されており、24秒以内に一度でもリングに充てられないとブザーが鳴る仕組みとなっています。選手はそれを1クールとして常に行動するわけです。
なお、24秒ルールを守れなかった場合はディフェンス側にボールが渡ってしまいます。ショットクロックはそれら24秒ルールそのものを意味することもあるので、併せて覚えておきたいところです。
10.ストップウォッチ
試合中、タイムアウトの時間を計測するために使用されるのがストップウォッチです。これらはゲームクロックやショットクロックとは別物として用意しなくてはならないもので、見やすい適切な表示のものが求められます。
11.ブザー
試合を行う際に必要なものがもう1つ、それがブザーです。特にバスケットボールでは2種類のブザーが必要で、ショットクロックオペレーター用とタイマー用がなくてはならないとされています。
これらはルールブックにて「明瞭に異なる音色かつ音量が大きなもの」であるべきだと規定されています。
12.ディスプレイ
目まぐるしく流れが変わるバスケットボールには、各種ディスプレイも必須です。
主に必要な表示としてはプレイヤーファウルの表示、チームファウルの表示、オルタネイティングポゼッションアローの表示となります。これらを表示するためのディスプレイや代替する備品が必要となるということもおぼえておきたいです。
まとめ
バスケットボールはボールとゴールとバックボードさえあれば、いつでもどこでもできる身近なスポーツです。しかし、公式で行われる試合などは屋内で行うのが主流のため、それぞれ必要となる設備や機材も違ってきます。だからこそ、どのようなものが必要なのかは把握しておきたいです。
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