バスケットボール選手の仕事内容とは?練習や試合がない時は何をしているの?
バスケットボール選手へのイメージとしては「試合で活躍していてかっこいい!」というのが先行してしまって、その他の仕事内容についてはあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
しかし、プロのバスケットボール選手となると試合以外にもやるべき仕事はたくさんあります。プロとして食べていくには毎日の練習はもちろん、練習以外の仕事もやらなくてはなりません。
今回はそんなバスケットボールの仕事内容について解説します。ここではシーズン中とシーズン外に分けてどのような仕事をするのか説明するので、プロを目指す方はぜひチェックしてみてください!
バスケットボールのプロとアマ
そもそもバスケットボールで食べていくにはプロにならなくてはなりません。プロというのはいわゆるリーグで活躍する選手のことを意味しており、アマとは違う職業となります。
プロのバスケットボール選手はトライアウトでスカウトされたり、自らユースに所属してアピールしたり、そうしたバスケの道から本格的なアスリート人生を歩んでいくことになります。そのため、実はプロとアマではその仕事内容も大きく変わってくるのです。
そもそもアマは職業という立ち位置ではないため、プロとはそもそものカテゴリーが別であると覚えておきたいです。
その上でプロとしてきちんと稼ぎたいと思っているのなら、日々の仕事内容も把握しておく必要があります。大半の方は「プロ=試合で活躍すれば良いんでしょ?」と思うかもしれませんが、1年の内で試合に出ている時間はそこまで多くありません。むしろ、その他の練習などに時間を割くことが少なくないわけです。
その点も含めてバスケットボール選手の仕事内容と考えておきましょう!
バスケットボール選手の仕事内容
ここからはバスケットボール選手の具体的な仕事内容について見ていきましょう。ここで挙げる仕事内容がすべてとは言いませんが、主にプロのバスケットボール選手はここでまとめるような仕事を日々行っています。
シーズン中の仕事内容
まずはシーズン中の仕事内容についてまとめます。
- ①練習
- ②試合
- ③休息
- ④ミーティング
- ⑤インタビュー
- ⑥ファンサービス
ここでまとめたのがシーズン中の主な仕事内容となります。主にバスケットボールのオンシーズンは9月~10月頃に開始し、3月~4月頃に終了するのが一般的です。その上で各仕事について見てみましょう。
1.練習
バスケットボール選手の仕事内容の大半を占めるのが練習です。プロの世界は常に群雄割拠……活躍できないとチームとの契約も即切られてしまうことがあります。そのため、常に最高のパフォーマンスを発揮できる状態に保たなくてはなりません。
当然、サボっている間に心も体も衰えていくため、プロは練習を欠かしません。基本的に平日のほとんどは練習に充てているというバスケットボール選手がほとんどと言えるでしょう。
2.試合
バスケットボール選手の仕事内容の花形とされるのが試合です。プロとして食べていくためには試合で活躍しなくてはなりません。プロの報酬は所属するチームによって支払われるため、チームに貢献することが大きな役割となります。逆に、活躍できなければ年俸も減らされてしまうため、常に試合で活躍することが求められるわけです。
なお、バスケットボールの試合は週末や休日に開催されることが多いため、土日祝日に試合に参加するバスケットボール選手も少なくありません。むしろここが大一番の仕事と言えます!
3.休息
バスケットボール選手に限らず、プロのアスリートは心と体を休ませることも仕事の1つです。プロの世界は厳しいと言っても常に練習と試合を繰り返していれば、いずれ無理が生じます。
そのため、バスケットボール選手の場合は平日に練習をして休日に試合をし、月曜日もしくは火曜日に休息することが多いとされています。もちろんその限りではありませんが、週に1回は休息日を作るなど、うまく心身をコントロールすることも重要な仕事の1つです。
4.ミーティング
バスケットボールはチームスポーツということもあり、監督やコーチはもちろん他のメンバーとの意思疎通も欠かせません。昨今はリモートでミーティングを行うチームもあるなど、時代に合わせてミーティングの形も変化しています。
このミーティングによってチームの方向性を決めたり、練習や試合での方法・戦略を決めたりします。単にミーティングはコミュニケーションの場としても重要な役割を持っていて、会社や企業で言うところの定例会議のような位置付けとなるのが特徴です。
ミーティングに関してはタイミングが決まっているわけではないものの、チームによっては「毎週〇曜日○時」と定めているところもあります。そのミーティングに参加するのも仕事の1つとなります。
5.インタビュー
これは例外かもしれませんが、プロのアスリートともなるとインタビューの話が舞い込んでくることもあります。スーパースターでもない限りは取材もそうそう頻繁にあるわけではないものの、テレビや新聞や雑誌、昨今はインターネットのメディアなどの取材もあります。
そうしたインタビューに答えるのも仕事の1つです。
6.ファンサービス
スポーツ選手は人々に希望を与える仕事でもあります。特にバスケットボールは会場を沸かせるエンターテイメントスポーツの1つでもあるため、ファンサービスも欠かせません。
有名なプレイヤーや人気のプレイヤーはサインを求められることもあるでしょう。時には声援に応えなくてはならないこともあるかもしれません。そうしたファンサービスも含めてバスケットボール選手の仕事内容だと覚えておきたいです。
シーズン外の仕事内容
次にシーズン外の仕事内容についてまとめます。
- ①契約更改
- ②フィジカル・メンタルの調整
- ③トレーニングメニューの考案
ここでまとめたのがシーズン外の主な仕事内容となります。主にバスケットボールのオフシーズンは5月~6月頃に開始し、7月~8月頃に終了するのが一般的です。その上で各仕事について見てみましょう。
1.契約更改
バスケットボール選手はチームとの契約によって給料が発生します。多額の年収を支えてくれるのはチームであり、チームに所属しているからこそ安定した収入を確保できるわけです。
しかし、チームは選手の活躍に応じて報酬を決めるため、去年の年俸と今年の年俸では異なる場合があります。そして、来年の年俸を決める交渉も必要となってきます。これが俗に言われる契約更改と呼ばれるものです。
バスケットボール選手はこの契約更改によって次の年の報酬が決められ、1年単位ないしは3年単位で契約となります。もちろん、思うように活躍できなければ査定に響きますし、最悪の場合はチームとの契約解除となることもあるため、バスケットボール選手にとっては一番緊張の走るものと言えるかもしれません。
この契約更改でうまく交渉するのもバスケットボール選手の仕事内容に含まれると言えるでしょう。
2.フィジカル・メンタルの調整
オンシーズンに酷使した心身はオフシーズンで調整しなくてはなりません。そのため、練習や試合のない日はフィジカルやメンタルの調整を行うというバスケットボール選手も少なくありません。
ここできちんと調整できるかどうかによって、次のシーズンで活躍できるかどうかが決まります。
3.トレーニングメニューの考案
毎日忙しいバスケットボール選手はその日ごとにトレーニングメニューを決めていると時間がいくらあっても足りません。そのため、プロのバスケットボール選手となるとトレーニングメニューも事前に考案しておくという方が多いです。
トレーニングメニューは自分のコンディションに合わせて構築しなくてはならないため、これまた重要な仕事となります。
まとめ
バスケットボール選手は単に練習や試合に出ることが仕事ではありません。その他にもやるべきことはたくさんあり、毎日忙しく働いているバスケットボール選手も数え切れません。ファンに見せる姿は煌びやかなものかもしれませんが、実は地味な仕事が大半です。これからプロを目指す方は、そうしたバスケットボール選手の仕事内容があるということも覚えておくことが大切です。
ちなみに、バリューワークスではバスケットボール初心者の方のためにスクールを運営しております。初めてバスケットボールに触れるという方はもちろん、プロを目指している方にも丁寧に指導を行っておりますので、ぜひ興味のある方はご相談ください!
スポンサーリンク