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バスケットボール選手は日本人でも世界に通用する?海外で戦うために知っておきたいこと

2022.10.20

バスケットボールNBA

Bリーグで活躍している日本人選手は、国内であればレベルの高さは突き抜けています。しかし、世界レベルとなるとまだまだ通用しないケースがあることが現実です。

 

事実として「日本人バスケットボール選手が海外のリーグで活躍するのは至難の業」と言われています。昨今では日本人と外国人のハーフも増え、海外で活躍する人も出始めています。しかし、まだまだ日本人が海外で信頼を勝ち取るのは難しい状況です。

 

それでも、実は日本人でありながらNBAに挑戦して信頼を勝ち取った日本人がいます。今回はそんな日本人バスケットボール選手が海外で通用するのかについてまとめます。



日本人のNBAバスケットボール選手

サッカーや野球の場合はすでに日本人のレベルの高さが証明されていて、どの業界でも活躍している日本人選手は存在します。それこそサッカーや野球は日本において成熟したスポーツの1つということもあり、その力も底上げされています。

 

その一方、バスケットボールは日本に普及してまだまだ歴史も浅いです。そのため、競技としての成熟具合もまだまだ発展途上と言えるでしょう。逆にそうした状況だからこそ、これから日本人のレベルがぐんぐん上がっていくということに期待できます。

 

いずれはメジャーリーガーで言うところの大谷翔平選手のような天才が出てくるのも時間の問題です。いや、すでに八村塁選手のように海外で戦っているバスケットボール選手もいます。

 

では、バスケの本場とされるNBAで活躍する(した)日本人バスケットボール選手はどれくらいいるのでしょうか?

 

……その答えは約4名です!

 

  • ①田臥勇太選手
  • ②渡邊雄太選手
  • ③富樫勇樹選手
  • ④八村塁選手

 

ここに並んでいる名前は日本ではレジェンド的な扱いとされています。なぜならNBAの公式戦で戦える日本人は非常に少なく、出場すら叶わない選手がほとんどだからです。そんな逆境の中でもレギュラーを勝ち取った彼らはまさにレジェンドと言えるでしょう。

 

1.田臥勇太選手

田臥勇太選手は日本人初のNBA選手として知られ、173cmとバスケットボール選手の中では小柄ながらもNBAの公式戦にも出場したことのある天才と言われています。

 

高校時代は1年生の頃からチームメンバーとして試合に出場して高校3年間で全国9冠を獲得するなど、まさに日本人バスケットボール選手の先駆けとなった人物です。全国大会すべてで優勝を成し遂げるという前人未踏の記録を残したというだけで日本最高峰のプレイヤーと言えるのは間違いありません。

 

大学時代はハワイに留学して本場アメリカのバスケットボールに触れて、帰国後はトヨタ自動車アルバルク(アルバルク東京)と契約します。その後、再度NBAの舞台に戻って独立リーグでプロとして活躍しつつ、2004年にフェニックスサンズと契約して日本人初のNBA選手となったわけです。

 

ただ、同年9月に開幕した後に12月で契約解除となり、2005年にロサンゼルスクリッパーズと契約するもシーズン開幕前に契約解除、現在はBリーグのレジェンドとして活躍しています。一時期は日本で数々のタイトルホルダーとなるものの、NBAの壁はとてつもなく分厚かった……ということなのかもしれません。

 

2.渡邊雄太選手

渡邊雄太選手は日本人離れした身長206cmという恵まれた体格の持ち主で、日本人でNBA選手となった人物です。

 

両親ともにプロのバスケットボール選手だった彼はバスケットボールのサラブレッドとして生まれ、中学時代から高校時代にかけて急激に身長も伸びたと言われています。その恵まれた体格で高校時代にはウィンターカップ2年連続で準優勝を飾り、単身渡米したことでも知られています。大学時代にはジョージワシントン大学に進学し、現地でもA10カンファレンスの最優秀守備選手に選出されたという記録も残っているくらいです。

 

残念ながらドラフトにはかからなかったもののブルックリンネッツと契約して活躍し、その後にメンフィスグリズリーズと2Way契約して日本人のNBA選手となります。現在も他チームなどを経てNBAで活躍するなど、日本人としての快挙を更新し続けています。

 

3.富樫勇樹選手

富樫勇樹選手も日本人でNBA選手となった人物とされます。身長167

cmと小柄ながらも2014年にダラスマーベリックの一員としてサマーリーグに参戦し、NBAのプロ契約を結びます。

 

開幕前に解雇されるという残念な結果となってしまったものの、その後は下部チームであるテキサスレジェンズでプレイし、帰国後は千葉ジェッツと契約中です。

 

一見するとNBAの舞台に立った回数は限られているように思えますが、その経験を日本人Bリーガー初の億越えプレイヤーとして現在も活躍しています。

 

4.八村塁選手

八村塁選手は日本人でNBA選手となった人物なのですが、彼がここまで注目された背景には日本人初のドラフト1巡目指名選手となったことが関係しています。

 

実は現在までNBA選手となった日本人バスケットボール選手はサマーリーグなどで活躍してレギュラーの座を勝ち取ってきたのですが、八村塁選手の場合はドラフトで指名されてNBA入りを果たしたわけです。これは日本人初の快挙とされており、その期待も桁違いです。

 

ベナン人の父親と日本人の母親を持つ八村塁選手は身長204cmという恵まれた体格を持ち、今ではNBAを沸かせる存在として活躍しています。

 

そんな八村塁選手は他の日本人NBA選手と比べてバスケットボールを始めるのも遅く、もともとは陸上や野球をやっていたそうです。当時から身体能力が桁外れだった彼は中学時代にバスケ部の監督から誘われ、バスケットボールの世界に身を投じることになります。

 

他の選手と比べてバスケットボールデビューが中学と少し遅くなってしまったものの、彼は持ち前のセンスでどんどん上達し、高校時代にはウィンターカップ3連覇を達成しています。その後も大学時代にはNCAAディビジョン1のゴンザガ大学に進学し、プレイタイムこそあまりもらえなかったものの世界のバスケットボールに触れたようです。

 

そこから彼は世界基準の知識と技術を磨き、日本人初のNBAドラフト1巡目9位で指名されるという快挙を達成したのです。




日本人もNBAで通用する?

NBAと契約できる日本人バスケットボール選手は非常に限られています。それこそ今まで数えるほどの日本人しか契約に至っていません。

 

それでいて、数年にわたって契約が更新され続けている選手はさらに絞られてしまいます。それほどバスケットボールの世界は群雄割拠で、選手の層が厚いと言えるかもしれません。その中で日本人が契約までたどり着いたとしても、その後にはすぐ解雇されてしまうこともあるのが現実です。

 

ただ、昨今は日本人で活躍するバスケットボール選手も多くなってきたため、今後はNBAで活躍する日本人選手もさらに出てくるでしょう。そういった意味では期待せざるを得ない状況とも言えます!

 

むしろ「俺が!私が!NBAを沸かせる!」という信念を持っていれば、プロ契約も獲得できるかもしれません。

 




まとめ

日本人バスケットボール選手でNBA契約までたどり着いた選手は片手で数えられるほどしかいません。そう考えるとNBAで日本人が活躍するのはとても大変と言えます。しかし、それでも可能性はゼロではありません。いずれはNBAでスタープレイヤーとして活躍する日本人がもっと出てくるかもしれません。

 

バリューワークスではそうしたバスケットボール選手になりたい方のためにスクールを運営しています。もちろん、ただ楽しくプレイするという意味でのスクールでもあるので、もし少しでも興味があるという方は、ぜひとも気軽にお問い合わせください!



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