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バリューワークスブログ

【追記あり】FIBA 2017 新トラベリングルール翻訳と検証動画

2017.10.5

こんにちは!バリューワークスの赤津です。

 

FIBA新ルールが2017年8月に通達されました。

その中でも、トラベリングについては非常に興味深く、世界中で様々な検証動画がアップされています。

 

コーチとして、ルールを正しく理解する必要があるため、新ルールの翻訳と検証動画を作成しました。

 

新ルールはBリーグでは先日開幕した2017 – 2018シーズンより急遽適用されました。

 

2017年の天皇杯、皇后杯(オールジャパン)では第3次ラウンドから適用される見込みであり、それ以外の大会では2018年4月1日より適用が予定されております。

 

しかしながら、トラベリングに関してはまだ日本からの問い合わせに対してFIBAからは明確な回答はなく、解釈を進めている段階であり適用はされていないと聞いています。

 

そんな中での投稿となりますし、動画では上手く表現した出来なかったプレー、時間の都合で撮影出来なかったプレーがありほんの1部となりますが皆様のお役に立てれば幸いです。

 

和訳はおかしな点があれば、フェイスブックやホームページからご指摘頂けると助かります。

 

以下、英文はFIBA.basketball Document Libraryより引用させていただいております。

 

 

 

FIBA Official Basketball Rules 2017 Summary of the main changes

 

Travelling rule (Art. 25.2)

 

While moving and having one foot on the floor

while catching the ball or ending a dribble the next foot or feet to touch the floor is „Step 1“ and will become the pivot foot.

 

動いている間に片足でボールをキャッチ、またはドリブルを終えた場合、次に床に着いた片足ないしは両足が”ステップ1”であり、ピボットフットとなります。

 

この概要が今回のルール改正で大きな意味を持ちます。

あくまでも片足でのキャッチやドリブル終了の脚がノーカウントとなります。

 

こちらを踏まえ、動画をご確認頂きルール本文をご確認ください。

 

 

 

2017 OFFICIAL BASKETBALL RULES

 

Art. 25 Travelling

25.2.1.

 

・A player who catches the ball while standing with both feet on the floor:

 

両足を床に付けた状態でボールを保持した場合

 

-The moment one foot is lifted, the other foot becomes the pivot foot.

 

片方の足が持ち上げられた瞬間、もう一方の足がピボットフットとなります。

 

-To start a dribble, the pivot foot may not be lifted before the ball is released from the hand(s).

 

ドリブルを始めるためには、ボールが手から離れる前にピボットフットを持ち上げてはいけません。

 

-To pass or shoot for a field goal, the player may jump off a pivot foot, but neither foot may be returned to the floor before the ball is released from the hand(s).

 

パス、まはた得点を取るためのショットを打つためにはピボットフットをジャンプして床から離すことが出来ます。しかし、ボールが手から離れる前にどちらの足も床に戻すことは出来ません。

 

・A player who catches the ball while he is progressing, or upon completion of a dribble, may take two steps in coming to a stop, passing or shooting the ball:

 

進行中にボールをキャッチした場合、またはドリブルを完了した場合にストップやパス、ショットをするために2歩ステップすることが可能です。

 

-If receiving the ball the player shall release the ball to start his dribble before his second step.

 

ボールを受け取った場合、ドリブルを始めるためには2歩目の前にボールを離す必要があります。

 

-The first step occurs when one foot or both feet touch the floor after gaining control of the ball.

 

最初のステップはボールを保持した後、片方の足か両足が床に触れた時に発生します。

 

-The second step occurs after the first step when the other foot touches the floor or both feet touch the floor simultaneously.

 

2歩目は一歩目の後に他方の足か両足が床に触れた時に発生します。

 

-If the player who comes to a stop on his first step has both feet on the floor or they touch the floor simultaneously he may pivot using either foot as his pivot foot. If he then jumps with both feet no foot may return to the floor before the ball is released from the hand(s).

 

最初のステップ時に両足が床についている場合、または両足同時に床に着地した場合、どちらかの足をピボットフットとしてピボットすることができます。その後、両足でジャンプをするとボールが手から離れる前に着地することはできません。

 

-If a player lands with one foot he may only pivot using that foot.

 

片方の足で着地した場合、その脚でピボットすることができます。

 

-If a player jumps off one foot on the first step he may land with both feet simultaneously for the second step. In this situation, the player may not pivot with either foot. If one foot or both feet then leave the floor no foot may return to the floor before the ball is released from the hand(s).

 

1歩目をジャンプで床から離し両足同時で着地した場合、どちらの足でもピボットをすることはできません。片方、または両足を床から離した場合、ボールを手から離す前に床に戻すことは出来ません。

 

-If both feet are off the floor and the player lands on both feet simultaneously, the moment one foot is lifted the other foot becomes the pivot foot.

 

両足が床から離れ両端同時に着地した場合、片足を上げた瞬間にもう片方の足がピボットフットとなります。

 

-A player may not touch the floor consecutively with the same foot or both feet after ending his dribble or gaining control of the ball.

 

ドリブルを終えた後、またはボールを保持した後に連続して同じ足や両足で着地することはできません。

※明確にケンケンギャロップステップが禁止となったのかな。

※after ending his dribble or gaining control of the ballの表現から0,1のケンケンステップはOKだと解釈も出来ます。0と1の同じ足が認められるのか否か、続報を待ちたいと思います。

 

【2017/10/07追記】

今回のルール変更がNBAに準拠したもの、NBAルールに近づけるものであれば、

NBAでは明確にケンケンギャロップステップが禁止されているため、

ゼロステップと1歩目の同じ足着地は認められない可能性が高いです。

 

動画は下記よりご確認ください。

NBA Video Rulebook

 

・A player falling, lying or sitting on the floor:

選手が転倒したり、寝転がっていたり、床に座っている場合

 

-It is legal when a player falls and slides on the floor while holding the ball or, while lying or sitting on the floor, gains control of the ball.

 

ボールを保持している間に転倒して床を滑ったり、横たわっていたり床に座っている間にボールを保持することは認められます。

 

-It is a violation if the player then rolls or attempts to stand up while holding the ball.

 

その後ボールを保持している間に回転したり、立ち上がろうとした場合は違反となります。

 

 

 

翻訳は以上です。

 

翻訳や解釈に当たりましては、竹原勝也さん、堀野正人さんに手厚くご協力頂きました。

誠にありがとうございました。

 

動画のようなプレーが認められるかもしれないですし、

解釈が違っていて認められないかもしれません。

 

ValueWorksではトラベリングの新ルールに関する続報が入り次第、またお届けしたいと思います。

 

Just Try It.

 



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著者情報

この記事の著者

シュートディレクター

赤津 誠一郎

Seiichiro Akatsu

出身地: 福島県いわき市

出身校:
いわき市立平第1小学校(揚土ミニバス)
いわき市立平第1中学校
土浦日本大学高等学校
東京工科専門学校インターネットプログラミング科

経歴:
高卒後板前修業のためにフリーターとなり様々な業種を経験。
板前修業を挫折し、地元いわき市にて飲食店を経営。5店舗まで拡大。
専門学校卒業後に事業譲渡し、ITベンチャーへ新卒として就職。
入社半年でMVPを取得。アパレルベンチャーの役員に就任後、
IT企業にて営業部長、新卒研修責任者、経営企画室室長を務める。
現在はITコンサル・PM業とバスケットボールスクールの運営を行う。

資格:
JBA公認C級コーチ
NESTA キッズハイパフォーマンススペシャリスト
NESTA キッズカーディオ&ウエイトトレーナー

ITパスポート
基本情報技術者
Java・Oracle系資格等

コーチ歴:
揚土ミニバスケットボールクラブ(2001頃)
バリューワークスメインコーチ(2016-)
実践学園中スキルコーチ(2018-)※全中優勝 ミニドックススキルコーチ(2021-)※神奈川県U15クラブ3連覇 星槎国際湘南男子バスケットボール専攻スキルコーチ(2021-)
「選手とコーチが切磋琢磨し、互いに成長し続ける組織」をビジョンに
バリューワークスを運営しています。
ブログを通じて日本中の選手やコーチに、学びを共有することが出来たら幸いです。

「あの頃の僕に、もしもこんなコーチが、環境があったらどんな成長をしていたのだろう。」

そんな叶わぬ願いを、現在の子供達の現実にするために、
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