こんにちは。バリューワークスの赤津です。
今年も瞬きをしている間にあっという間に年末となってしまいました。
今年の取り組みを漢字で表してみると
「命」「苦」「喜」
という3つの言葉が思い浮かびました。
お見苦しい点もございますが、
スクール運営の裏側も垣間見えると思いますので、何卒ご一読の程よろしくお願い致します。
命
この言葉には2つの意味が込められています。
まずは組織の命、そして自分自身の命です。
組織の命に関しては今年は新たな環境を作るために、どうしても4年間積み上げてきたスクールの仕組みを全て破壊し、新たな形を構築する必要がありました。
多くの場合、人は変化を拒みます。
そして、この取組は会員さんの負担を増やす代わりに、より良い環境を作ることを目指すものでしたから、会員さんの減少が見込まれるものでした。
覚悟の上でこれまでの仕組みを壊してまで得たかった環境とはバリューワークスのビジョンである
「選手とコーチが切磋琢磨し、互いに成長し続ける組織」
をさらに実現していくことでした。
それまで選手には切磋琢磨出来る環境はあっても、コーチ在籍は松野コーチ、吹田コーチ、赤津と仲睦まじくコーチ同士で切磋琢磨する環境は作れていませんでした。
コーチの成長環境にこそ伸び代があり、それが必ずより良い未来を作ってくれると信じて行動しました。
それによって手にしたものは昨年はなくて今現在のバリューワークスにはあるものです。
昨年は無くて今年バリューワークスに生まれた環境。
なんといってもまずは「ヒト」です。
スクール合併を行い、新しい環境づくりに挑みました。
M&Aは異なった文化を融合させる事が大変だとは聞きますが、同じバスケのスクールとはいえ、異なったスクールの文化の融合は本当に大変なものでした。
そして、沢山の困難を乗り越えて構築した基盤を元に15人にまで増えた有志であるコーチ達。
かつての制度ではここまでコーチの数を増やすこと、コーチの成長に目を配ることは出来ませんでした。
制度を変えたことで、失うものも多く大変な時期も生まれましたが、去年のバリューワークスをご存知の方であれば、現在のバリューワークスの方が選手にとって良い環境を提供出来ていると思って頂けていると思います。
話の途中でのお礼となりますが、こんな私達を信じて支えてくださった保護者の皆様には本当に感謝しております。
全ては皆様のお陰で、それを代表して環境作りを進めさせていただいていることに責任を持って今後も取り組んでまいります。
そして、「モノ」作りにも挑戦しました。
コーチを増やすために、ベースとなる箱が必要になる。
そのために、論理的な箱と物理的な箱を作りました。
論理的な箱が何かはここでは割愛させて頂きますが、それがなければビジョンを共有することなど出来ず、新たな取組にはマストで必要なものでした。
物理的な箱は「SKILL BOX」です。
コーチの成長なくして選手の成長はありません。
これから出会うコーチを育てるためにも、コーチが成長出来る環境が必要でした。
バスケは広い場所でなければ出来ない。
そんな常識を覆すためにも、最低限必要な機能を設計し、最低限のコストで創造したのが「SKILL BOX」です。
今では多くの選手の成長機会にも利用され、
私自身も分からないことがあれば夜な夜なSKILL BOXに行き体の使い方を研究していたりします。
そうして「バショ(機会)」が増えていきました。
今年は昨年までの取り組みを遥かに凌駕する程のトレーニング回数をこなしました。
昨年は自分自身では限界だと思うほどトレーニング回数をこなしましたが、今年は沢山のコーチが加入したことで、自分の負荷を減らしつつ選手のトレーニング回数を増やすことが出来ました。
また、体育館が取れない日でもSKILL BOXを活用してクラスを開いたり特別練習を開催したりすることが出来ました。
コーチの定例会や勉強会をSKILL BOXで開催したりする事もできました。
まだフル活用出来ていないので、
この余白を最大限に活かせるように来年は取り組んで参ります。
その他、【elite-8 Los Angeles camp】を受け継ぎ、初の海外キャンプの開催、フロリダのIMGでのキャンプ、まだ公開していない資産の開発、沢山のクリニックの開催など、多くの選手もコーチも成長するバショ作りに取り組みました。
苦
少し重くなるので大分省略しますが、これだけの活動をこなせばそれなりに負担がきます。
苦しさは挑戦にはつきものであることは知りつつも、今年は本当に苦しい時期がありました。
居心地の良いコンフォートゾーンを超え、居心地の悪い場所で活動し、そこを居心地の良い場所に変えること。
それが挑戦であり成長には欠かせない事だと知りつつも、今年取り組んだ挑戦には想像を絶する苦しみがありました。
しかし、それを乗り越えた今は人生で1番幸せです。
ただ、あの時期は様々な事が重なり沢山の方に迷惑をかけました。
これからどうやってお詫びしようか、挽回しようか、その機会をいただけるだろうかと反省する日々です。
これまで経験した事のない苦しさを知れた事で、人として、組織のトップとして大きく成長出来たと思います。
自身の経験からメンタルが悪ければどんなコーチでも良い指導は出来ないと知る事が出来ました。
だからバリューワークスのトップとして私が出来ることは、コーチのメンタルをバイオリズムを繰り返しつつも向上させる事が出来る環境作りです。
よく選手が主役だとは言われますが、
バリューワークスにとってはコーチも主役です。
選手の成長だけが全てではなく、
「選手とコーチが切磋琢磨し、互いに成長し続ける組織」
がバリューワークス立上げから存在するぶれないビジョンなんです。
選手だけが主役ではないんです。
選手とコーチのW主演です。
私はバリューワークスの代表として、何があってもコーチを守り、コーチの成長を見守り、時に厳しくも父親のように接していくつもりです。
もしもバリューワークスのコーチを罵倒しようとするものがいるのであれば、
選手を罵倒するコーチから選手を守ろうとする保護者のように、誰であっても私はコーチを身を呈して守ります。
だからコーチは安心して自分よりも選手を大切にしてください。
何があっても利己的にならず、自分を守らず利他的に選手を守ってください。
失敗を恐れないでください。
選手経験とコーチ経験は別物です。
机上の空論でコーチングは身に付きません。
コーチングは生き物です。いつだってライブです。
演奏や演劇に似ているのかもしれません。
選手と共にW主演で全力を尽くし、失敗すらエネルギーに変えて成長していってくださいね。
そんな事を心から感じる事が出来たせいか、
そんなタイミングで沢山のコーチが加入してくれました。
当然人が増えれば予期せぬトラブルもいくつかありましたが、今は本当に楽しく幸せに指導出来ています。
もちろん私自身もコーチですので、
選手も1番に大切にしていくので安心してくださいね。
喜
繰り返しますが、今人生で1番幸せで1番強い自分がいる気がしています。
毎回の指導が楽しみで楽しみで仕方ありません。
役得です。すみません。
来年早々に40歳になりますが、様々な事を乗り越えて、ようやく人生のスタートラインに立てたのかな?という気持ちです。
挑戦すれば必ず困難が待ち受け、そこには苦しみがあることを身をもって知る事が出来ました。
残念なことにハッピーを必ず手にすることはありません。
でも、困難や苦しみを乗り越えた先には、必ずハッピーが待っている。
それはいつ手に入るのかはわかりませんが、必ず待ってくれているものだと思います。
もしかしたら生まれ変わるとは、苦しみを乗り越えた先に生まれる自分のことを表しているのかもしれません。
そう考えれば、今年バリューワークスも私も間違いなく生まれ変わりました。
ただ、どんなに辛くても逃げずに乗り越えろと言いたいわけではなく、本当にに苦しかったらそんな環境は手放すべきです。
それすら生まれ変わりだと思っています。
我慢する必要などないものもある。
「逃げ」と言われることも乗り越えるための手段であることを私はこれまでに沢山経験しています。
ただ、今の私は家族や家族と思い出の詰まった家や町、そしてバリューワークスの選手、保護者の皆様、スタッフの皆様という大切な人たちという沢山の守るべきものを手にしてしまいました。
幸せなことに不特定多数の人を対象にする仕事ではなく、
1人1人の笑顔が浮かぶ仕事をしています。
今回はそんな人達に悲しみを与えるような逃げが絶対に出来なかっただけです。
だから大切な人がいる事は時に弱みと言われるかもしれませんが、
今の私にとっては強みでしかありません。
そんな大切な人たちが居てくれたから今回の困難からは逃げる事は出来ず、たまたま乗り越えた先に想像もしなかった喜びの日々が待っていてくれただけのことです。
自分の命よりも何よりも大切な人が周りいてくれて、それが家族だけじゃなかったという幸せな環境を手にした状態で直面した困難だったわけです。
家族以外にそう思える人が周りに居なかったら、自分を苦しめる環境なんてさっさと手放してしまえって思ってますし、私はそんな人間でした。
沢山逃げてきました。本当に。
だから大切な人が周りにいなかったり、
自分の命に危険を感じる事があれば速やかににげてください。
何事も命あってのことです。
ただ、年を取れば取るほど次の選択肢は狭まっていきますので、
しっかりとキャリアは積み重ねないといけないぞ若者達よ。
総括
さて、長くなりましたが2019年は人生で1番辛くて1番幸せな年だと言えるとしでした。
【命】【苦】【喜】
メンタル、本当大事です。
世間の上司の皆様。
お金よりも自分の結果よりも部下のメンタルを大切にしてください。
そしたら両方ついてきますからって松野コーチが言ってました。
部下を利用して自分の成果をあげようなんて下らない考えが通用するならば、そんな事を見抜けない組織は大なり小なりくだらないんだって奥本コーチが言ってました。
上司は上司なわけだから下らないものではなく、上げることが役割ですよねって吹田コーチも言ってました。
私は素敵な仲間に恵まれている。
肝に銘じよう。
そんなわけで今日もめっちゃ元気です
(^ω^)
松野コーチ
吹田コーチ
田嵜コーチ
渡邉コーチ
正竹コーチ
高木コーチ
有我コーチ
井元コーチ
山田コーチ
北嶋コーチ
畑林コーチ
牟田コーチ
高田コーチ
共に失敗をフォローし合い成長し、
選手のためのより良い環境となりましょう!
今年も保護者やコーチの皆様には沢山お世話になりました。
改めてのお礼ですが、私達は皆様から力を頂き、皆様に代わって、つまり皆様を代表して選手のために環境を作っています。
それが教育の本質で、塾や教室は当たり前に存在しているように思いますが、バリューワークスでは、保護者の皆様と共に今は存在しない当たり前を作って行きたいと思っています。
来年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願い致します!
Just Try It.