バスケットボール選手、サッカー選手、野球選手など、あまたのスポーツ選手に必要な能力は何でしょうか。
様々なスポーツにより、ミクロな観点では沢山の要素があると思います。
バスケでいえば、パスやドリブル、シュート、ディフェンス等です。
しかしマクロな観点では私はたったの2つしかないと思い、改めてこの4月に沢山の子供たちに伝えています。
それは
「自分の力を発揮すること」
「自分の力を分け与えること」
この2つです。
私はよく選手にこのように伝えます。
「僕たちには『休み時間』や『待ち時間』はないよ」と。
そしてこのように続けます。
「自分の番が終わったら、次は仲間を鼓舞する(エールを送る)時間だよ」と。
だから、バリューワークスの練習は常に選手が何かしらの役割を発揮します。
役割とはつまり、「人の『役』に立つために自分の力を『割り』与えるものと私は考えています。
「こだわり」「やくわり」「じかんわり」
「きくばり」「めくばり」「こころくばり」
この6つの要素を満遍なく習得させていくことがバリューワークスの指導方針です。
コート上では自分の力を発揮することはもちろん、仲間に力を分け与えることが必要です。
それは「声がけ」であり、「パス」でもあります。
自分だけベンチで休んだり、自分だけ目立つように攻める選手より、ベンチでもコート上でも人のために行動し、自分の力を発揮できる選手のほうが、社会に出た時に活躍できると信じています。
実際にバリューワークスからプロチームのユースに合格する選手は人間性やリーダーシップ評価されたと報告頂くことがとても多いです。
やっていはいけないこと
そして、一つだけやってはいけないことも伝えています。
それは「仲間から力を奪うこと」です。
選手にそれを聞くとこのような返ってきます。
「文句ばかり言う選手」
「いじめる選手」
「1人だけで攻める選手」
子供たちは素直ですね。言う慣れば「エゴ」です。
大人の指導方針によっては子供たちは「味方を活かす」能力が身につかないまま育ってしまいます。
これは長年の指導経験や全国やアメリカののチームを見て歩いた経験から言っても明らかです。
先日もプロユースに受かった選手を叱りました。
それは仲間が試合をしているのに、安全を考えずに横でシューティングを始めたからです。
気持ちはわかりますが、それは自分だけの時間であり、ミスがあれば仲間を怪我させてしまうかもしれません。
しかし、賢い子なので、すぐに理解し誰よりも声を出し盛り上げてくれました。
我々コーチは何を教えれば良いのでしょうか。
バスケのシュートやドリブル、パスであることはもちろんですが、
それらはあくまでも「バスケのルール」です。
バスケのルールをうまく活用し極め、勝ち負けの経験を積ませつつ友達を増やしていくことがとても大切だと思います。
スキルとは「ルール」なんです。だからドリブルが上手くても試合に勝っても
そもそもの人としての「ルール」を守らなければその勝ちに価値はありません。
私は星槎国際湘南のスキルコーチも務めていますが、荷物の置き方や周囲への気配り等で数回「怒って」います。
バスケが上手くても強くても人として「尊敬される」行いが出来なければなんの価値もありません。
その後はちゃんと取り組む生徒たちがとても大好きです。
「スキルコーチ」の役割はそのようなことだと星槎の小村コーチとも認識を合わせています。
小村コーチは学校での生徒指導はしますが、私がいる時は私の観点でコート上での生徒指導を行い、小村コーチは全体のチーム管理をしていくわけです。
スキルコーチは「競技」「社会」の「ルール」を教え、選手の「想像力」を高める役割を持っていると思っています。
想像力があるから、人のために行動できるのです。
想像力があるから素晴らしいマイルールを作ることが出来ます。
「自分の力を発揮すること」
「自分の力を分け与えること」
この2つの役割を我々バリューワークスのコーチはバスケットボールというスポーツを通じて
沢山の人達に伝えて行ける団体でありたいと活動を続けています。
自分の力を発揮しながら、仲間に力を与えることが出来たら最強の選手ですね。
まずはコーチ自ら。
本当にコーチという職業は大変ですね。
乱文ではございますが、本日はここまで。
またコート上で選手たちにこの役割を伝えていきたいと思います。
明日は20名もの選手がバリューワークスのスクールに体験予定です。
各地で成長したい選手を大募集しております。
必ず最高の成長をお届けします。
Just Try It.
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