2022年の全クラに神奈川県代表のミニドックスのトレーナーとして参加してきました。
また、WCも現地で神奈川県代表の試合をチェックしてきました。
Jr.WCはバスケットボールLIVEで細部まで分析を済ませました。
今回この記事を書く目的は、他の都道府県の取り組み・環境はかなり進化しているということです。
子供たちがチームだけではなく、スキルスクールに通うことはもう必須の時代です。
「他の指導者から教わるな」といった束縛や拘束は、
自分の力で選手の能力を最大限に引き出せるほど、日々学び命を尽くしているのであれば良いと思いますが、
そうでないならば、個人能力の向上とチームワークの向上は切り離して、力を合わせて協力しないと他の都道府県には
絶対に勝てない時代です。
その理由をお伝えしたいのです。
また、暴力や暴言、選手の心を尊重しない指導も論外です。
全国大会を観に行っていない指導者は是非観に行ってください。
コーチが世界を知らなければ、
「井戸の中の蛙大会を知らず」で選手が器を広げられないまま育ってしまいます。
また、保護者の皆様もそのような束縛・拘束・思いやりがないことを当たり前と思わず、
チームを選ぶようにする時代が来ています。
世界の情勢に合わせてチームに関わる大人が変われなければ、被害を受けるのは子供たちです。
今まで遠慮して控えていましたが、全国で神奈川県代表と他都道府県代表の差を痛感しましたので
私の思いをしっかりと書き、今年の抱負とさせていただきます。
自分自身も責任をもって日々成長して参ります。
ミニドックスの対戦相手の取り組みと感じたことから。
1回戦 レッドファルコンズの取り組み
香川県代表のレッドファルコンズは、毎年高校の全国大会に出場する英明高校女子バスケットボールの下部組織員に位置づけられています。
HCは長年英明高校を率い、伝統を作りそのバトンを娘の望さんに託した井上晃先生です。
全国で戦う高校で通用するために中学時代に必要な技術をしっかりと伝えていることが
ウォーミングアップからもよく伝わってきました。
まだ創部2年のため、選手数は少なく体が小さな選手も多かったのですが、
試合になると一転、的確な動きからのドライブ、エンドワン、キックアウトからの3Pにとても苦しめられました。
3Pは8割近く決められたと思います。4ピリにようやく落ちてくれたのでなんとか辛勝することができました。
レッドファルコンズのように全国で実績のある私立の高校が地域のバスケットボールの普及と強化に乗り出し、
スクールとクラブチームで小学生から中学生の強化を始めていることが全国レベルの現状です。
おそらくこれから増えていくと思います。
我々が取り組んでいる小田原根府川クラスも、星槎国際湘南の地域へのバスケットボール普及と強化を
支援する形で運営させて頂いております。
英明高校HCの望さんはとても勤勉で、私達はアメリカで出会ってもう5年程度のお付き合いなのですが、
今でも毎年のように連絡させて頂き、英明高校の取り組みを少しだけサポートさせて頂いております。
妹の井上愛さんはWJBLの新潟アルビレックスBBラビッツで活躍し、現在は三遠フェニックスのスクールコーチと英明高校のサポートスタッフとして関わっており、ご家族が全員日本トップレベルを知っているため、コーチのレベルが非常に高い環境を作っています。
全クラでの井上先生が選手に投げかける言葉も選手の心をしっかりと包み込むような温かさがよく伝わってきました。
このような環境で我が子を育てられたら、選手の能力も最大限に引き出されるのだと思います。
帯同していた女性アシスタントコーチもただならぬオーラを発しており、
「このひと・・・出来る・・・・!」
と挨拶は出来ませんでしたが、レベルの高さを感じてしまいました。
ミニバスだけではなく、スクール・クラブチームで選手の成長を支える環境が香川県にも整い始めています。
必ずレッドファルコンズU15は強くなると断言します。
こんな環境で育っているなんて、やばいとおもいませんか?
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