バスケットボールとは簡単に言うとどんなスポーツ?
バスケットボールは学校の授業でも習う定番の人気スポーツです。国内外で白熱した試合が開催されており、日本でも有名なスポーツの一種として定着しています。しかし、いざ「バスケットボールとは簡単に言うとどんなスポーツ?」と聞かれると返答に困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はそれらバスケットボールがどのようなスポーツなのかを“原点回帰”という意味でご紹介したいと思います。今回の記事では競技としてのバスケットボールがどのようなものを意味するのかまとめるので、改めてバスケットボールについて知りたいという方はぜひ最後までお読みいただけますと幸いです!
バスケットボールとは
まずはバスケットボールがどんなスポーツなのかを解説します。すでにバスケットボールは定番のスポーツなので「今更?」と思うかもしれませんが、今一度その意味を知っておきましょう!
簡単に言うとどんなスポーツ?
バスケットボールを簡単に説明すると「自陣のチーム5人と敵陣のチーム5人がボールをゴールに入れて得点を競うスポーツ」です。
これらバスケットボールは長方形のコートの両端に設置されたリング(バスケット)状のゴール(自陣・敵陣)に向けて、ボールを手でコントロールしながらシュートする競技となります。そのゴールに対してボールを通すことができれば得点が入る仕組みです。
ただ、バスケットボールの得点は数え方が少し特殊で、他のスポーツのように1点ずつ加算されていくわけではありません。そこはフリーシュートで1点、通常のシュートで2点、スリーポイントシュートで3点などシュートごとに得点も異なります。それがバスケットボールの見どころでもあり、1つのシュートで戦況が大きく変化するのも特徴となります!
それら1分1秒で戦況が目まぐるしく変化するスポーツはバスケットボール特有のもので、他のスポーツにはない魅力と言えるかもしれません。
規定時間内にそのボールを両チームで奪い合い、最終的に多くの得点を獲得したチームの勝利となります。ちなみにバスケットボールは漢字で「籠球」や「籃球」と表記され、略称の「バスケ」という呼び方も定着しています。
競技としての概要
バスケットボールは遊びとして行われるものもありますが、競技としてのバスケットボールは国際バスケットボール連盟(FIBA)が厳密な規定を定めたスポーツとされます。
そもそも「バスケット」とはリング状のゴールを意味しており、そこに「ボール」を通して得点を競うところから「バスケット+ボール=バスケットボール」と呼ばれます。それら一定時間内に得点を競うのが競技としてのバスケットボールです。
特にバスケットボールではオフェンスとディフェンスが常に入れ替わり、1つのコート内で攻守交代が頻発します。選手たちはそのコートの中でドリブルやパスを駆使して戦います。そして、その隙を突いてゴールを決める……これを繰り返すことで勝敗が決するわけです!
ただ、実はそのゴールも競技年齢や環境によって高さや大きさが異なります。各種寸法は競技する人に合わせたものが設置されることも多く、競技でありながら大人から子供まで楽しめるスポーツとなっているわけです。
競技としての特徴
ここからは競技としてのバスケットボールの特徴を見てみましょう。
- ①:ボールは手で扱わなくてはならない
- ②:ボールを保持したまま移動できない
- ③:移動する場合はドリブルをする
- ④:接触した場合はファウルとなる
- ⑤:試合を滞らせないための制限時間がある
- ⑥:得点はシュートが放たれた位置で変わる
- ⑦:攻撃と守備は流動的で常に変化する
- ⑧:運動量が他のスポーツとは桁違い
これらバスケットボールは国際YMCAの体育教師ジェームズ・ネイスミスによって基本ルールが定めたのが始まりで、一見するとそのルールも複雑に見えるかもしれません。ただ、その一方で「魅せるスポーツ」としても発展したため、むしろその制約の中で戦うからこそドラマチックな展開も生まれるとされています。
事実、バスケットボールは競技としてお互いに競い合うという一面を持つ反面、エンターテイメントとしての側面も持っています。そのため、スポーツとしてはもちろん娯楽としても根強い支持を集めているスポーツでもあるのです。その中でスーパープレイを見せてくれる選手たちの勇姿は圧巻です!
それもまたバスケットボールの醍醐味と言えるのではないでしょうか?
種類別のバスケットボール
次にバスケットボールにはどのような種類があるのかを見ていきましょう。もちろん、バスケットボールには基本となる軸があるのですが、行われるイベントによってその特徴も異なります。
5人制バスケ
スポーツの祭典として知られるオリンピックでは5人制・3人制バスケが公式競技とされています。
これらオリンピックバスケは1904年にセントルイスオリンピックで5人制バスケがデモンストレーション競技として開催され、1936年のベルリンオリンピックで正式競技として認定されました。
そこから数年数十年という歴史の中で公式競技として発展を続け、1992年のバルセロナオリンピックで一躍注目を集めました。特にアメリカではNBAのスター選手が集結したことで圧倒的な力を見せ、見事金メダルを獲得します。このアメリカ人選手たちの活躍によりバルセロナオリンピックは大盛況で終わりました。
3人制バスケ(3×3)
通常のバスケットボールは5人対5人で行うスポーツですが、人数を3人対3人にして行われるのも特徴です。それらは3×3(スリーエックススリー)と呼ばれます。これらは選手が減ることで状況が大きく変わるため、通常とは違った見方が楽しめるバスケと言えるでしょう。
ちなみに、これら3×3(スリーエックススリー)はもともとストリートバスケなどで普及していた3on3(スリーオンスリー)から生まれたスポーツで、FIBAが国際競技連盟として推進している競技でもあります。それら3×3は2020年に開催された東京オリンピック大会でも正式種目として採用されるなど、今一番熱いバスケと言っても過言ではありません!
1on1
人数を1人対1人にして練習や大会を行う場合もあります。それらは1on1(ワンオンワン)と呼ばれます。1on1では個人の能力によって結果が左右されるので、5人制バスケや3人制バスケとは違った見方で楽しめるバスケです。
車椅子バスケ
スポーツの祭典として知られるオリンピックと併せて開催されるのがパラリンピックです。それらパラリンピックでもバスケットボールは導入されています。
これらパラリンピックバスケは通称「車椅子バスケ」とも呼ばれ、車椅子を操作しながら得点を競うスポーツとして確立されています。すでにそれは通常のバスケットボールとは一線を画すほどの熱を帯びており、昨今はパラリンピックバスケも不動の人気を集めているほどです。
通常のバスケットボールも巧みなパスワークやドリブルワークが必要となりますが、そこに激しい車椅子での攻防が加わるパラリンピックバスケは別種のスポーツとも言えるかもしれません。実際にパラリンピックバスケのみに適用される基本ルールも存在し、抱えている障害に応じて持ち点も変わります。それもまたパラリンピックバスケの奥深さに繋がっています。
事実、パラリンピックバスケは1960年の第1回大会ローマパラリンピックですでに公式競技とされ、その歴史も深いです。
ユニファイドバスケ
近年、知的障害のある方に向けたプログラムも進められており、ユニファイドバスケと呼ばれるスポーツ交流も増加傾向にあります。スペシャルオリンピックスが大会を開催し、そのルールも基本的には公式バスケットボールのものが採用されています。
世界大会も実施されるなど、老若男女はもちろん障害の有無に関係なく幅広い方たちがバスケットボールを楽しめる世界となりつつあるわけです。
実際にユニファイドバスケは世界中で展開されており、スポーツを通じてお互いに相手の個性を理解し合い支え合う関係を築いていくためのプログラムとして注目を集めています。
ローカルバスケ
競技としてのバスケットボールの他に、それぞれの地域によってローカルバスケと呼ばれるものも存在します。
実際にバスケットボールは体育教師の考案によって生まれたスポーツで、次第に進化しながら発展してきたスポーツです。そのため、地方によって独自ルールが適用されているものもあります。
それら独自のバスケットボールはローカルバスケと呼ばれ、より遊びとしての側面を持つスポーツとして愛されています。
フープバスケ
アメリカなどでは「hoop」と呼ばれるバスケットコートが各所に設置されており、街中でも気軽にバスケットボールを楽しめるのが特徴です。
それらカジュアルなバスケットボールは若者を中心に親しまれています。特にアメリカでは親しみを込めてバスケットボールを「フープス」と呼ぶなど、すっかり庶民に定着した気軽なスポーツとなっています。
まとめ
こうしてバスケットボールについて改めて見てみると、非常に面白いスポーツであることが再認識できます。バスケットボールはオリンピックやパラリンピックではもちろん、独自ルールで親しまれているものもたくさん存在します。それどころか、現在進行形で進化しているスポーツでもあると言えるでしょう。
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