バスケットボールのルールを簡単解説!基本的なルールを守ってプレイしよう
「バスケットボールを始めよう」と思っていても「ルールが難しそう……」と躊躇ってしまう人もいらっしゃるかもしれません。でも、結論を先に言うとバスケットボールのルールは簡単です!
もともと国際YMCAの体育教師が考案した競技ということで、実は他のスポーツよりも親しみやすいスポーツとなっています。今回の記事ではそれらバスケットボールのルールを簡単に解説します。
これからバスケットボールに挑戦する方は、ぜひ基本的なルールだけでも網羅しておきましょう。ここではわかりやすく噛み砕いて説明するので、ぜひ肩の力を抜いてお楽しみくださいね♪
バスケットボールの簡単なルール
早速ですが、バスケットボールの簡単なルールについて見ていきましょう。ここでは「ゲーム」と「プレイ」に関するルールを簡単にまとめます。
ゲームに関するルール
まずはゲームに関するルールを見ていきましょう。
時間
バスケットボールの試合は基本的に「10分のクォーター×4回」で進行するのがルールとなっています。それぞれのクォーター間には2分のインターバルや10分~15分のハーフタイムが設けられており、合計1時間ほど試合が行われるのが特徴です。
大まかな流れとしては以下となります。
- ■試合開始
- ◆第1クォーター:10分
- (中学生は8分、小学生は6分)
- ⇩
- インターバル:2分
- ⇩
- ◆第2クォーター:10分
- ⇩
- ハーフタイム:10分~15分
- ⇩
- ◆第3クォーター:10分
- ⇩
- インターバル:2分
- ⇩
- ◆第4クォーター:10分
- ■試合終了
以上の流れを繰り返して試合が行われます。一見すると少しだけややこしく思えますが、基本的には第1クォーター~第4クォーターまで試合を行い、合間にインターバルとハーフタイムを挟むだけです。
なお、最後のクォーターが終了した時点で両チーム同点だった場合は延長戦が行われます。この延長は1回のクォーターを5分(小中学生は3分)と設定し、その間に2分のインターバルで休憩となります。それを繰り返し、最終的に得点を多く獲得したチームの勝利です。
人数
バスケットボールの試合は基本的に「5人1チーム」で進行するのがルールです。それぞれのチームにはポジションが存在し、各プレイヤーがそれぞれ別の役割を持っています。
以下、主なポジションとなります。
- ①ポイントガード
- ②シューティングガード
- ③スモールフォワード
- ④パワーフォワード
- ⑤センター
バスケットボールでは以上のポジションに分かれて各々が仕事をするわけです。当然ながらどのポジションも試合の進行に欠かせないため、プレイヤーは常に頭の中で試合を組み立てながら戦うことになります。
ただし、攻めるゴールに関してはハーフタイムを境目に「第1クォーター・第2クォーター⇔第3クォーター・第4クォーター」で交代となります。つまり、ハーフタイムを挟んで攻守が逆転するということです。
その際、各チームのプレイヤーの動きも変わります。基本的な役割はポジションごとに決まっているものの、そういった細かなルールが設けられているのもバスケットボールの特徴と言えるでしょう。
プレイに関するルール(技術)
次にプレイに関するルール(技術)を見ていきましょう。
パス
バスケットボールではボールを味方プレイヤーに投げて渡すことを「パス」と呼びます。これらパスによって試合の流れは大きく変わるため、いかに的確なパスをするかが重要です。
- ・パスの基本ルール:バックパスの禁止
パスの基本的なルールとしては、バックパスが禁止とされています。バックパスとは一度フロントコートに両足を踏み入れたボールマンがバックコートにボールを戻す行為のことです。これらはパスのみならずドリブルしながら戻るのも禁止とされています。これがパスの大原則となるルールなので、必ず覚えておきましょう。
おまけとして、主なパスの技術についても見ておきましょう。
- ①ショルダーパス(ベースボールパス)
②シングルハンドプッシュパス - ③チェストパス
- ④バウンドパス
- ⑤アンダーハンドパス
パスの中でも肩の上から押し出すように投げるものをショルダーパス、片手で胸の位置から押し出すものをシングルハンドプッシュパス、両手で押し出すものをチェストパス、コートにボールを一度バウンドさせるものをバウンドパス、ボールを下からすくうようにするものをアンダーハンドパスと言います。
これら5つのパスがバスケットボールの基本的なパスとなるので、すべて使いこなせるようになっておくことが重要です。
ドリブル
バスケットボールではボールをコートにバウンドさせながら移動することを「ドリブル」と呼びます。これらドリブルをいかに駆使するかによって試合の展開も変わるので、正確なドリブルでどこまで相手を出し抜けるかが重要です。
- ・ドリブルの基本ルール:ダブルドリブルやオーバードリブルの禁止
ドリブルの基本的なルールとしては、ダブルドリブルが禁止とされています。ダブルドリブルとは一度ドリブルをやめてボールを持ち、再びドリブルを始める行為のことです。また、下から持ち上げるオーバードリブルも禁止されています。これがドリブルの大前提となるルールなので、併せて覚えておいてください。
ここからはドリブルの技術についても見てみましょう。
- ①インサイドアウト
- ②バックチェンジ
- ③フロントチェンジ
- ④レッグスルー
- ⑤ロールターン
実はドリブルに関しては「これ」と言った決まりがありません。しかし、逆にそういった自由な状況から無数のテクニックが生み出されています。代表的なところだとインサイドアウトやバックチェンジ、フロントチェンジ、さらにはレッグスルーやロールターンなど……プレイヤーごとの技が存在するのです!
今回はあくまでもバスケットボールのルールを簡単にまとめるという前提なので省略しますが、他にもドリブルのテクニックは多々存在します。
シュート
バスケットボールではボールをゴールに入れることを「シュート」と呼びます。これらシュートも数え切れないほどの種類があり、プレイヤーによって得意とするシュートもそれぞれ変わるのが特徴です。
- ・シュートの基本ルール:24秒以上保持することの禁止
シュートの基本的なルールとしては、24秒以上保持することが禁止されています。24秒以内にシュートできなかったり、シュートしたボールがリングに触れなかったりした場合はルール違反となります。これがシュートの軸となるルールなので、きちんと覚えておくことが必要です。
併せてシュートの技術についても見てみましょう。
- ①ジャンプシュート
- ②タップシュート
- ③ダンクシュート
- ④バックシュート
- ⑤フックシュート
- ⑥レイアップシュート
ここで列挙したシュートはどれもバスケットボールの試合を盛り上げるのに欠かせないものとなります。他のスポーツでは単に得点を稼ぐという意味で戦うわけですが、バスケットボールは得点の取り方によっても試合の盛り上がり具合が変わります。
そういった意味でも多彩なシュートをマスターしておきたいところです。ただ、無理にダンクシュートなどを決めようとすると怪我の原因にもなるので、そこは無理しないよう注意しましょう!
得点に関するルール
バスケットボールの得点は1点ずつ加算されていくのではなく、ゴールの種類によって得点も変わります。
- ・フィールドゴール:2点~3点
- ・フリースローゴール:1点
基本的にフィールドゴール(いわゆるコートの中で決める通常のゴール)は、得点が2点~3点と加算されるのが特徴です。特にスリーポイントラインの外から決めたゴールは3点、それ以外のスリーポイントラインの中から決めたゴールは2点となります。
例外として、フリースローで決めたゴールに関しては1点となります。
バスケットボールの魅力
最後にバスケットボールの魅力について簡単にまとめたいと思います。
そもそもバスケットボールは何が魅力なのか……これに関しては人によって印象も大きく変わってくるかもしれません。しかし、バスケットボールは他のスポーツにはない魅力がたくさんあります。
例えば、そのスピード感はバスケットボールならではのものです。
バスケットボールは常にボールが自陣と敵陣を行き来するため、目を離した隙にゴールが決まっているということも日常茶飯事です。もちろん、プレイ中に目を離すプレイヤーはいませんが、しっかり目で追っていたとしても展開が目まぐるしく変わってしまうスポーツなのです。
そのため、体力の消費量が半端ではありません!
言うなれば、常に全力疾走しているようなものです。それを何度も続けるスポーツ……まさにバスケットボールは「鉄人同士がしのぎを削る球技」と言えるでしょう。それを何分も何十分も平気でプレイしている選手たちは超人です。
それら熾烈な試合の中で戦うアスリートたちは、観客を熱狂の渦に連れていってくれます。それこそ、バスケットボールの魅力ではないでしょうか?
まとめ
今回はあくまでも「バスケットボールのルールを簡単に」という趣旨で解説したのでやや駆け足となってしまったのですが、ここでは説明しきれないほど、バスケットボールにはより細かなルールが存在します。これらバスケットボールが開発された際はそのルールも十数個しかなかったのですが、現在では数百個のルールがあるとされます。
バスケットボールに限らず、それらルールを守って楽しくプレイすることがどのスポーツでも大切です。ちなみに、バリューワークスではこれらバスケットボールのルールも含めて丁寧に指導しながら、誰もが成長できる環境を整えています。そのため、もし当スクールに興味があるということでしたら、ぜひ気軽にお問い合わせください!
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