バスケットボールの競技人口は世界一?日本と世界のプレイヤー数を国別で比較
「世界で人気のあるスポーツは?」と聞かれると、多くの方は「サッカーでしょ!」「いやいや野球でしょ!」と思うかもしれません。しかし、実はバスケットボールが世界で最も多くの競技人口を有している……と言われています。
日本ではまだまだ未発展のスポーツとされるバスケットボールも、実は世界で見るとメジャーな競技の1つということです。事実、バスケットボールの競技人口は非常に多く、むしろサッカーや野球よりも人気を集めていると言っても過言ではありません!
まさにバスケットボールはこれからさらに発展していける余地を秘めたスポーツだと言えるのではないでしょうか?
バスケットボールの競技人口は世界一?
結論を先に言ってしまうと、バスケットボールの競技人口は世界一とされています。スポーツの競技人口は国によってもかなりの差が出るのですが、総じて世界では多くの方がバスケットボールをプレイしています。
それだけでなく日本でもバスケットボールをプレイしている人は増えていて、今後はさらに増えていくのではないかと予測されています。事実、バスケットボールはスポーツとしての魅力も詰まっており、日本でもさらに人気を集めるようになってきています。
ただ「バレーボールこそ世界で最も競技人口が多い」という意見もあるなど、そこは情報源によっても差があるようです。こればかりはどうしてもデータによって差が生まれてしまいます。
ここではそれら世界におけるバスケットボールの競技人口と日本におけるバスケットボールの競技人口について見ていきましょう。
世界のバスケットボールの競技人口
世界ではどれくらいの人がバスケットボールをプレイしているのでしょうか。ここでは他のスポーツと併せて競技人口をまとめます。
- ・1位.バレーボール:約5億人
- ・2位.バスケットボール:約4.5億人
- ・3位.卓球:約3億人
- ・4位.クリケット:約3億人
- ・5位.サッカー:2.6億人
- ・6位.テニス:約1億人
- ・7位.ゴルフ:約7,000万人
- ・8位.野球:約3,500万人
- ・9位.ラグビー:約2,000万人
実際にFIBAのデータを見るとバスケットボールの競技人口は男女合計で約4.5億人とされています。これは世界でも最も競技人口が多いスポーツの1つと言っても過言ではありません。ただし、日本バレーボール協会が出しているデータによるとバレーボールの競技人口は約5億人とされています。
これらのデータから見えてくるのは、バスケットボールの競技人口は世界一ではないものの非常に多くのプレイヤーが存在するということです。
もちろん、これら競技人口の統計を取るのは難しく、厳密な数字で表記するのは不可能に近いです。どこからどこまでをプレイヤーとするかによっても大きく違ってきます。事実、各種統計を見てみても数百万人~数千万人単位で数値に差が出ています。仮に趣味でプレイしている人も含めるのであれば、より数値も変動してしまうわけです。
ただ、とにもかくにも世界のバスケットボールの競技人口は相当数存在するということがわかります。
日本のバスケットボールの競技人口
では、逆に日本のバスケットボールの競技人口はどれくらいいるのでしょうか。ここでは他のスポーツも併せて、国内でよくプレイされているスポーツについてまとめます。
- 1位.ウォーキング:約2,000万人
- 2位.ボウリング:約1,900万人
- 3位.水泳:約1,300万人
- 4位.ゴルフ:約1,200万人
- 5位.バドミントン:約930万人
- 6位.卓球:約900万人
- 7位.サッカー:約750万人
- 8位.野球:約730万人
- 例外.バスケットボール:約220万人
「ウォーキングをスポーツに含めるの?」という論争が巻き起こりそうですが、どちらにせよ日本ではバスケットボールをプレイしている人がまだまだ少ないと言えます。
健康管理のためにウォーキングをする人は多いですが、やはりそれなりに道具が必要となるスポーツは競技人口も少ない結果となっています。それこそウォーキングをはじめボウリングや水泳はほとんど道具を必要としません。そこは運動着や水着、その他のちょっとしたボールがあればできてしまいます。
日本ではそういった手軽にできる運動が人気なのかもしれませんね!
バスケットボールも比較的道具は少なくて済みますが、それでも専用のコートが必要となります。海外ではそれらバスケットボール専用のコートもたくさんあり、公園感覚で遊べるようになっています。そういった点なども関係しているために、世界の競技人口と日本の競技人口に差が出ていると考えられるのではないでしょうか。
バスケットボールをプレイする外国人が多い理由
バスケットボールは日本だとまだまだ競技人口の限られるスポーツかもしれませんが、海外ではとてもたくさんの方が楽しんでいるスポーツです。では、なぜバスケットボールをプレイする外国の方が多いのでしょうか?
ここからはそれらバスケットボールが世界で人気を得ている理由についてまとめます。もちろん、ここでまとめる情報は主観から客観まで含まれるのはもちろん人によってどう思うかは違うので、その点はご了承ください。
1.誰でも親しみやすいスポーツだから
バスケットボールは誰でも親しみやすいスポーツとなっています。それこそ遊びでやることはもちろん、本格的な競技として挑むこともできます。そういった意味でバスケットボールは門戸が広いスポーツと言えるのではないでしょうか。
特に海外では街中のちょっとしたスペースにバスケットボール専用のコートが設けられており、気軽に楽しめるように工夫されています。それこそボールさえあればいつでもどこでもできるわけです。
そういった点も相まって、世界のバスケットボールの競技人口は爆発的に増えたと考えられます。
2.揃える道具が少なく済む競技だから
バスケットボールは揃える道具が少なく済む競技でもあります。もともとゴールは桃の籠を使用していたと言われるほど、バスケットボールは庶民感覚のスポーツなのです。
そもそもバスケットボールが生まれた経緯も他のスポーツとは違っていて、ある体育教師が1人で原案を作ったとされています。それも「今までにないスポーツ」かつ「屋内でできるスポーツ」として開発されたこともあり、道具もそこまで必要のないものが考案されたのです。
実際にバスケットボールに必要なもの、それはゴールとボールだけです。
その他には何も必要ありません。もちろん、正式な試合となるとユニフォームなども必要となるのですが、それでもゴールとボールさえあればいつでもどこでも楽しめます。それもバスケットボールの競技人口を増加させた一因と考えられるかもしれません。
3.面白さを徹底追求したルールだから
バスケットボールはもともと学生たちのスポーツに対する意欲を向上させるために開発されたスポーツでもあります。そのため、実は「どうすれば楽しくなるのか」を追求したスポーツでもあるわけです。
そのため、常に面白さを追求したルールが適用され、進化を続けてきたスポーツでもあります。最初は粗削りなルールのスポーツだったものの、バスケットボールが生まれてから100年以上経過し、今では公平に楽しめるスポーツとなっています。
それら面白さを追求したという点もやはりバスケットボールの競技人口に影響を与えているのでしょう。
4.優秀なエンターテイメントだから
バスケットボールは優秀なエンターテイメントでもあります。常に試合は流動的で、1つのプレイで状況が一変することもあります。そのため、観客は常に興奮状態をキープできるわけです。
シュートにも様々な種類が存在し、花形のダンクシュートやスリーポイントシュートなど「魅せるプレイ」ができるのもバスケットボールの特徴です。
それら選手のプレイに憧れを持つ子供たちも少なくありません。もちろん、大人も例外ではありません。それら感動を届けられるスポーツということもあって、バスケットボールの競技人口はここまで多くなったのではないかと考えられます。
今後、日本でもサッカーや野球と同様に日常的に試合が中継されるようになれば、バスケットボールはより巨大な市場として化けていくのかもしれません!
まとめ
バスケットボールの競技人口は世界で見ると約4.5億人、日本で見ると約220万人となっています。これらの統計はデータを取っている調査団体によっても違うので厳密な数値とは言えませんが、それでも海外と国内では大きくプレイヤー数も乖離しているのが現実です。
ただ、それほどバスケットボールにはまだまだポテンシャルがあるということでもあります。
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