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バリューワークスブログ

ぎこちない練習との向き合い方が選手を育む【コーチ・保護者】

2020.1.10

こんにちは。

バリューワークスの赤津です!

 

今回はコーチと保護者の方に読んで頂きたい、

 

「不完全でぎこちない練習」

 

との向き合い方のお話です。

 

我が子が周りの選手と比べて上手くいってなかったり、

 

選手が思ったような練習をしてくれなかったり。

 

そんなケースをどう捉えたら良いかというお話になります。

 

年末年始にERUTLUC様やB.LEAGUEのクリニックやフォーラムで学んだことも盛り込んでおり、

 

何かひとつでも皆様のお役に立てるよう頑張って書きましたので、是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。

 

さて、1月8日に2020年最初の宮山クラスを行いました。

 

いつも行なっているゲーミフィケーショントレーニングに少しルールを追加したため、練習が少しぎこちないものになり最高の年初になったと思います。

 

ぎこちない練習。不完全な練習。もう最高です。

 

私は完璧で美しい練習を好まず、活動以来不完全でぎこちない練習、状態の追及を行なってきました。

 

その方針が、年末のERUTLUC様主催のjunior basketball summit2019や、2020年年始にB.LEAGUEが開催した伴元裕さんの保護者フォーラムで「間違っていないな」と確信を持つ事が出来たのです。

 

また、現在の取組みについてもB.LEAGUEが開催した杉浦裕司先生によるクリニックを受け、ほぼ指導方針や心構えが太さは違えど同じ方向を見れていると感じ、同じく確信を持つ事が出来ました。

 

以下、年末年始に日本を代表する指導者から学んだことを織り交ぜながらお伝えしていきたいと思います。

 

今回お伝えしたい事

私は、選手が上手く練習出来なくてもミスをしても、その取組を認めていく事が大切だと思います。

 

出来ることを美しくこなすのは発表会であり、

成長するのは出来ないことに取組み続ける事です。

 

ビジネスと同じように、未知の世界に挑戦し、ミスをしたりお客様に叱られながら美しい形を作っていく事に、人としての成長や組織の成熟があり、

 

育成年代からスポーツを通じて出来ることばかり取り組んでいたり、失敗を叱られてばかりいたら、本来その子が持つ可能性を摘み取ってしまうかもしれません。

 

出来ない事に取組み、失敗しぎこちない選手、我が子を目一杯褒めてあげて欲しいという事、美しい練習よりぎこちない練習が人を育てるという事が今回お伝えしたい事です。

 

ぎこちなさの追及

コーチの役割は「課題を解決すること」ではなく「課題を与え続けること」だとERUTLUC鈴木良和代表は提唱していました。

 

それは私が大切にする不完全でぎこちなさの追及、つまり、みんなが綺麗に出来る美しい練習ではなく、ミスをしてしまったり、動きがわからなくなってしまったり、側から見たら「大丈夫?」と思われる練習に通ずる言葉でした。

 

しかし、選手は必ず考え成長し、徐々にミスは減り美しい練習になりかけていきます。

 

「どんな練習でも選手は必ず成長する」

 

鈴木代表がクリニックの冒頭で話してくれた事です。

 

「結果」だけではなく「育て方」に目を配るべきだ。

 

そう捉えることが出来ました。

 

どのようなプロセスを経て結果を出すのか。

 

コーチが課題を解決して結果を出すのか。

選手が課題を解決して結果を出すのか。

 

結果は大切ですが、プロセスに着目すれば結果の見方が変わっていくものだと思います。

 

画像 ERUTLUCホームページより

 

夏にアメリカで目に映ったもの

昨年のサマーキャンプでは、毎年参加している【elete-8 Los Angeles Basketball camp】だけではなく、フロリダはIMGのサマーキャンプにも参加してきました。

 

初めて参加した時(2016年)は、当時日本では馴染みのなかった個人スキルトレーニングに目を奪われていたものですが、

経験を重ねてきた結果、2019年夏に私が目を奪われたのは、両者に共通するあるトレーニングでした。

 

それは、バリューワークスに欠けていたものであり、淀みなく流れハードで楽しくて判断力が必要なトレーニングです。

 

キャンプでも難しくて、選手達は最初ミスばかりでした。

 

皆ぎこちなくて、動きが止まってしまう選手達。

 

 

しかし、その姿に育成年代に必要なトレーニングの形を見出したのです。

 

帰国後、私は早速これまでの練習スタイルを見直し、アメリカでの学びからバリューワークス式にトレーニングデザインを再構築し、コンテンツとネーミングを生み出し実施に移しました。

 

最初は皆全く出来なくて、私もヤキモキしましたし、口を出したくなりますので、我慢我慢の連続でした。

 

しかし、どうでしょう。

 

選手は即席のチームで考え合い、日々上達していきます。

 

「しっかり話し合い考えて挑戦出来ているね」

 

そう感じたらルールを付け加えたり、新たなメニューを追加していき、またぎこちなさを生み出していきました。

 

証明された結果

毎年、相模女子大中学部が年末に主催するU12対象のマーガレットカップに今年もご招待頂き参加してきました。

 

県の強豪が集まる大会で、ミニバス、B.LEAGUE、スクールのチームが白熱した試合を繰り広げます。

 

私達はスクールという特性上、大会に出る場合はその日が初めましての選手も多く、自己紹介からスタートするのが恒例になっています。

 

そして、今年は奥本コーチのスクールと統合した事により、私があまり教えた事がない選手もおりました。

 

しかし、今年は夏に学んだぎこちなさを追及しコーチ間でトレーニングデザインを共有してきたからこそ、これまでにない自信と確信があり、それらが証明される大会となりました。

 

大会の結果は、結果的にグループを全試合圧勝で優勝し、11日から開催される県大会では上位を狙う桜丘さんに敗れてしまいましたが、

桜丘の園田ヘッドコーチからは嬉しいコメントを頂きました。

 

「トランジションではオフェンスもディフェンスもバリューワークスさんには敵わなかった。」

 

園田さん、温かいお言葉本当にありがとうございました。

 

そうなんです。

 

私がこの夏から取り組んだ中の1つがトランジションの判断力、技術の強化です。

 

速い流れから如何に判断し技術を発揮するか。

 

相手の速攻を判断と経験で止め、如何に無駄な失点を防げるか。

 

バリューワークスで学ぶ選手であれば、はじめましてでも視野を確保し判断し、技術を発揮できるトレーニングデザイン。

 

そこに注力して指導を始めてきたからこそ、

園田コーチからの言葉はとっても嬉しかったのです。

 

練習でやっていない事は流石に出来ず、桜丘さんの巧みなプレーに敵いませんでしたが、この取組を継続していく事で、私が考える育成年代に必要なトレーニング環境を提供出来ると確信が持てました。

 

杉浦裕司先生からの教え

杉浦先生からは沢山のことを学びました。

 

コーチの本質。

コーチのピンチとチャンス。

バスケットボールの本質。

技術との向き合い方。

時代に合わせて変化していくことの難しさと勇気がもたらす結果。

 

その中でも、

「数あるスポーツの中でバスケットボールが持つ特有の素晴らしさは

 

『トランジション』

 

にある」

 

という言葉に出会う事が出来たこと、

 

そして、先生が何気なく口にした言葉から沢山の膨らみを得る事が出来たことで、これからの活力多く頂きました。

 

「コーチとは何か」という事から勇気を頂き、「バスケットボールとは、トランジションとは何か」という事を杉浦先生から改めて教わる事が出来たことがバスケットボール指導面での大きな収穫です。

 

画像 B.LEAGUEホームページより

伴元裕さんが広める「ダブル・ゴール・コーチング

保護者向けに開催されたフォーラムには沢山の保護者の方がご参加されておりました。

 

自分が子供たちにとってどうあるべきか、何かヒントが欲しいと意欲を持たれて参加したのではないかと思います。

 

とても素晴らしいことですね。

 

私は保護者こそ最高のコーチと定義し、

バリューワークスの保護者とは選手を共に育てるパートナーだと思い、私の考えをご理解頂くためにこうしてブログを書いています。

 

伴さんのフォーラムには、バリューワークスの保護者も2名参加し、共に学ぶ事ができた事はとても心強い事でした。

 

ダブル・ゴール・コーチングとは何か。

 

これを知るだけでも、ものの見方が変わり、子供たちとの接し方が大きく変わり、子供たちの未来はより良くなっていくものだと思います。

 

ダブル・ゴール・コーチングについては是非伴元裕さんの記事をご確認ください。

ページの最後にオススメ記事を紹介させていただきます。

 

 

そして、バリューワークスエデュケイト設立後初のフォーラムとして、伴さんを川崎にお招きして、皆様と共に学ぶ機会を創ります。

 

必ず開催しますので、少しだけお待ちくださいね(^^)

 

画像 B.LEAGUEホームページより

不完全でぎこちない練習を続けていきます

宮山クラスではたまーに

 

「うわ、一体感があって連動して最高の練習じゃないか!」

 

と思えば

 

「あれ?前回の良さはどこいった?」

 

と思うような練習があり、後者が多いと保護者の方は感じているのではないでしょか。

 

ご安心ください。

 

そのぎこちなさを繰り返していく事で、将来的に揺るぎない本当の美しさが手に入ります。

 

コーチの仕事とは課題を与え続ける事。

 

つまり、常に選手に乗り越えなくてはいけない壁を与える事にあります。

 

手取り足取り教える事がコーチの仕事ではありません。

だからといって勝利や指導を放棄してはいけません。

 

練習メニューは選手がきっかけをくれるもの。

 

杉浦先生はそのように仰いました。

 

選手から伝わってきた事を速やかに解釈して、

適切なトレーニングを提供出来るコーチであること。

 

そんなコーチを育てていくこと。

 

本年もより一層素晴らしい環境を提供して参りますので、引き続き何卒宜しくお願い致します。

 

保護者の皆様へ

練習でぎこちない練習に出会ったら

 

「コーチ!最高にぎこちなくて良かったですね!課題与えてますね!挑戦してますね!」

 

選手には

 

「出来ないことに一生懸命挑戦してたね!ナイストライ!」

 

「いつもよりハードに行い、良いミスも生まれていたね!その意識が素晴らしいね!

 

そんな想いで声がけで見て頂けましたら幸いです(^^)

 

もしも我が子が周りの選手に比べて上手くいってなかったら、それは誇らしい事です。

 

我が子は正しい道を歩いていると自信を持ってください。

 

大切な事はできない事から逃げずに取り組みを続けることです。

 

失敗する我が子の姿こそ成長する楽しさを学ぶチャンスですので、

沢山取り組みを褒めてあげてくださいね。

 

Just try it. 

 

Be a Great Player.

 

伴元裕さんオススメ記事はこちら

「競技力の向上」と「人間的な成長」は両立できるのか?75万人の指導者が学ぶダブルゴール・コーチング

https://coachunited.jp/column/000665.html

 

子どもの運動能力の成長を促す5つのアクション

http://mentalcoachmotohiroban.blogspot.com/2018/09/blog-post.html?m=1

 

【2020/01/11 追記】

ゴールドスタンダードラボにも特集されていました。

「技能習得を重視する考え方は、勝利第一主義のコーチングより競争上の優位性を保てる」Positive Coaching

http://goldstandardlabo.com/blog/2018/02/19/pca2/

 

 

 



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著者情報

この記事の著者

バリューワークス代表 兼 メディア編集長

赤津 誠一郎

Seiichiro Akatsu

出身地: 福島県いわき市

出身校:
いわき市立平第1小学校(揚土ミニバス)
いわき市立平第1中学校
土浦日本大学高等学校
東京工科専門学校インターネットプログラミング科

経歴:
高卒後板前修業のためにフリーターとなり様々な業種を経験。
板前修業を挫折し、地元いわき市にて飲食店を経営。5店舗まで拡大。
専門学校卒業後に事業譲渡し、ITベンチャーへ新卒として就職。
入社半年でMVPを取得。アパレルベンチャーの役員に就任後、
IT企業にて営業部長、新卒研修責任者、経営企画室室長を務める。
現在はITコンサル・PM業とバスケットボールスクールの運営を行う。

資格:
JBA公認C級コーチ
NESTA キッズハイパフォーマンススペシャリスト
NESTA キッズカーディオ&ウエイトトレーナー

ITパスポート
基本情報技術者
Java・Oracle系資格等

コーチ歴:
揚土ミニバスケットボールクラブ(2001頃) バリューワークスメインコーチ(2016-)

「選手とコーチが切磋琢磨し、互いに成長し続ける組織」をビジョンに
バリューワークスを運営しています。
ブログを通じて日本中の選手やコーチに、学びを共有することが出来たら幸いです。

「あの頃の僕に、もしもこんなコーチが、環境があったらどんな成長をしていたのだろう。」

そんな叶わぬ願いを、現在の子供達の現実にするために、
沢山の保護者の方たちに支えられ、より良い環境づくりに取り組んでいます。

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